深夜の病室
もう覚めないかもしれない眠りを貪るひとりの女。
そこをたずねてくる娘たちとその夫。
不毛さだけに彩られた
4人の男女の会話はやがて、
今や死にゆく女から姉妹が受けた
加虐の記憶へと辿りつく。
これは、
誰が止めずとも数日中には止まるはずの
初老の女の呼吸を巡る
ある春の一夜の物語。