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ほんとうはアゴラの「バダビア」に伺うつもりだったのだけれども急激に体調が悪くなり断念する。その分、またベットのなかで「白痴」を読む。このニヒリズムに貫かれた精神のありさまが問題だ、と思う。いやいや。安吾からニヒリズムを取っちゃったらなにも残らない気もするけど、やっぱりそれってものすごくパーソナルな領域に属することだよね。わたしには痛いほどわかるけど、それをそのまま劇化してもすごく趣味的な世界になりそうだ。いったいぜんたいどうすればいいんだ。そんななか、同じ短編集に入った「わたしは海を抱きしめていたい」をついうっかり再読してしまい、極私的にドヨーンとした気持ちになる。ああ。安吾の気持ちが理解できる女になんか生まれるんじゃなかったよ。ホントに。まったく。
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