■2003年7月の日記

7月31日 Thu 折込・打合せ・稽古・打合せ

 なんか、そんなかんじで7月は終わったのでした。

7月30日 Wed ワークショップ2日目

 今日も阿部さんのワークショップ。メソッドもひとりひとり見ていただき、カラダのクセ、発声の問題等、細かく指摘してもらう。阿部さんが来る前に客演陣にもマクベスのセリフと基本的なメソッドは受け渡してあったので、その受け渡し時間がない分、そういったことに時間を割けたし、話の通りも良かったと思う。そして女性の群唱を中心にした語りの稽古。解ってはいたことだけど「語り」は技術だね。演劇のありとあらゆる技術と「耳」「声」という素質がないと成り立たない。それにしても昨日、今日で俳優の意識が格段に違ってきているのが、目に見えてわかる。恐るべし「阿部効果」。贅沢な2日間でしたわ。急がば回れとはよく言ったもの。「白痴」もいよいよ本格化、かもね。

7月29日 Tue ワークショップ

 この時期稽古を2連休して、白痴出演者全員でワークショップ。とは言えただのワークショップではなく、ク・ナウカの阿部さんによる鈴木メソッドと語りのワークショップ。ここのところ自己流になりつつあるメソッドの矯正と新たにチャレンジする膨大な語りセリフのために、「語りといえばこの人」の阿部さんにお願いして講師として来ていただいたのだ。メソッドは前にもガッチリ教えていただいているので再確認というかんじだったが、語りのほうはホント、目からウロコが落ちるようであった。言っていることは詩森がダメ出しのときに言っていることと重なるんだけど、実践がつくからね。物凄い説得力。稽古後は阿部さんと言えばビールということで飲みに行く。それにつけても思ったことは、やはりこういう身体的なことは継続しないと身につかないということ。劇団である以上、この稽古を続け、やはり劇団員だけで公演を打てるようにならいと。現代においては身体は「ある」ものではなく「獲得する」ものだからね。強い身体を作りますよ。

7月28日 Mon ラストまで

 シーンを作った。あとは細かく見返しながら精度をあげていく作業。今日はおとなしく帰り、作り置きしてあった「カポナータ」で夕食。この「カポナータ」、野菜の白ワイン蒸しなんだけど、冷やすと美味しくてさ。野菜がいくらでも食べられる。簡単だし、また作ろう。

7月27日 Sun 一日稽古

 とは言え今日は一日稽古。11時30分に嵐山を出て、2時には門仲の稽古場へ。今回の装置は4畳半。バミってみたら狭いよ。マジで。そこに山路さんが座るとほぼそれで空間が満載なかんじ。今日は3場のシーン作り。眠くなる間もなくギチギチに稽古。そして稽古。なんかね。燃えたよ。燃えすぎて、これはちょっとオナカいっぱいでしょう、というクライマックスシーンができる。これで一応全シーンが完成。明日、ラストをもう一回つめて、アタマから細かくシーンを詰めていくわ。それにつけても「白痴」。チケット売れ行き好調でございます。早く予約しないと今回ばかりは入れない可能性も。とだってわたしが「早く自分のお客さまに案内ださないと」と焦っているくらいですからね。そうだよね。いくら動員的に伸び悩む風琴工房とは言え、いつもスズナリで12ステージやっているのが、アゴラ6ステージだもんね。たまには詩森の言うこと信じて、急ごう。みんな。
 稽古後は藤原くんと「ユダ関係」の打合せ。ひろがるかんじ。おもしろいね。20歳かあ。シッカリしているよなあ。ホント。そんな藤原くんも寄稿してくれたfringeの連載も第2回目がアップされました。http://fringe.jp/。見てね。

7月26日 Sat マイナスイオン

 稽古は2場の後半を中心に。今回、山路さんのデカさ、というのがとにかくポイントで、そのせいで、というかオカゲで、というか、風琴工房としては新機軸の演出がどんどん入ってくる。だってほら、抱きつきたくても現実的に女優さんのリーチがとどかなかったりするからさ。特に今日作った奈々ちゃんと山路さんのクライマックスシーンは山路さんがデカく、奈々ちゃんが普通の細身の女性以上にさらに華奢というのがそのまま残酷な効果をあげていた。おもしろいね。こういう稽古って新鮮。
 しかし、詩森の一日はまだ終わらない。稽古後、詩森は埼玉県嵐山へ。元フラジャイルにしてフルート職人の桜井家への小旅行に遅れて合流したのである。嵐山は聞いていた以上に、想像以上に遠く、9時50分に稽古場を出て到着はしっかり夜中の12時。引きこもりモードの詩森としては、旅行というのは小規模なものであってもかなり気が重く、さらに「遅れて行く」というのが気持ちの重さに拍車をかけており、行きの電車では意味もなく涙ぐみそうになっていたりしたのだが、迎えに来てくれた能島さんや遅すぎる夕食をサーブしてくれたみんなの気遣いのオカゲですっかり元気に。徹夜トランプで体力は消耗した気がするケド、マイナスイオンを浴びてリフレッシュしたわ。

7月25日 Thu ク・ナウカ「サロメ」

 「サロメ」見てきた。ちょっと無理してチケット押さえてもらったっぽいのに、地下鉄を逆に乗ってしまい、20分くらいロスして遅刻する。ごめんなさい。ホント。ごめんなさい。野外公園にも関わらず、雨。大雨。そして詩森が観たク・ナウカ史上では最もキテレツな演出。失礼承知で言えば、この演出はあんまりだと思う。まだネタバレになっちゃうから詳しくは書かないけど、それにしても、どう捉えたらいいのかわからない。衣装。そしてコンセプト。ク・ナウカ以外だったら、いや。ク・ナウカであっても一歩間違えば、「ふざけんな。金返せ」になりかねない上演だ。しかし。それにも関わらず、この「サロメ」えらい面白かったのであった。まずは天候。怯むほどの大雨も、まるで初日を天が待っていた祝福の雨とでもいいたげなカンパニーとしての逞しさにまずビックリする。誰も気にしていない。観客も俳優も。足許もぬかるんでなにもかもままならないだろうに。気が乱れない。そして中央に美加里。芭蕉の句に「五月雨も降りのこしてや光堂」というのがあるがまさにそんなかんじ。常に薄い光の膜に包まれているかのようなその圧倒的な美よ。雨だからこそさらに際だつその特権的な肉体のオーラよ。すごかったなあ。そして、「サロメ」という作品って、実は内容がびっくりするほどないんだ、ということにも初めて気づく。ギリシャ悲劇とちがってメタファとして成立していない。もちろん近親相姦的な、とか、現代的な読み解き方もできなくはないかもしれないけど、それだとつまらないかんじ。ただの猟奇劇・残酷劇と思ったほうがずっと面白い。登場人物たちの欲望に対する執拗さだけが心に残る。愛なんていらないから口づけがしたいとヨカナーンに叫びつづけるサロメ。白痴に向けていいエネルギー補給になったわ。異形を成立させるにはパワーだね。振り切りますよ。

7月24日 Thu 12歳のオトコノコ

 そういえばアノコトについては日記に何も書いてなかった。本番間近で世間のことに目がいっていないのではなく、敢えて書きたくなかったんだな。何も書かない。どう書いてもなにかがずれていくから。あの事件に関する正義感なんて、どういった立場にたったとしても、なにもかもがオトナであるわたしたちの責任逃れのような気がする。もちろんネットにはアノコトに関する「市民の言葉」が溢れていて、それはわたしを引きこもりたい衝動に導く。でも引きこもらないけど。稽古あるし。生きていかなきゃならないし。引きこもるのも責任逃れだしね。そして稽古場では、そんなこととはお構いなしに、殺伐とした芝居を作っている。ここからも9月のユビュ、11月のユダと暴力的でネガな芝居が続くよなあ。それを生き抜いて来年は「ちょっといい話」ではない、でも「柔らかい話」が書けるかもしれない。書きたい、とも願っている。そのためには、ラクをしちゃダメだな。わたしも俳優も。
 そんなワケで、稽古後の居酒屋では、緩い稽古場はそのまま舞台に乗るよね、という話。でもハードさや芸術性に誇りを持ちすぎた稽古場もまるで鍛えたカラダをひけらかすマッチョな男みたいでイタダケナイものだ。どんなにガンバッテもダメな芝居を作ってしまうことがある芝居の残酷さから目を背けてはいけない。ひとつひとつの稽古場が似ているようで似ていない。答えもハウ・トゥもそこにはない。「疑うことだ」とある俳優が言う。「どんなに信頼していても、演出を疑い、相手役を疑い、自分を疑うこと」。さあ、あと1ヶ月で開演だ。

7月23日 WED わたしのかんかく

 最近、コレはあんまりなんじゃないか、と思ったお芝居の評判が良いことが多くて微妙に落ち込む。まあそんなコトに構ってはいられないけど。構ってはいられないのだが。でもねー、自分トコの芝居の評判の良し悪しよりシリアスな気持ちになってしまうのよ。ちなみにそれはいちばん最近みたbevのことではありません。

7月22日 Tue 「ぴあ」に行く

 山田さんと「ぴあ」に行き、担当のMさんとお会いする。稽古が面白いので、セールストークも熱が入る。「だんだん面白そうな公演なんじゃないか、という気になってきました」とMさん。ええ。面白いんです。きっと。たぶん。
 ようやくチラシの配布に目途がたってきた。行く人の手配やらチラシの受け渡し方法やらで一日に何度もメールしていると、自分が金に汚いヤリ手ババアかなにかのような気分になってくる。俳優も演出からこんなふうにワアワアと事務的なメールが来るのはいい気分ではなかろう。制作さんって必要ね。ホント。やっぱり。でもって夜は稽古。ああ、4時間がアッという間だ。いくらでもやることがある。頑張らなくては。

7月21日 Mon 鳥瞰図とスタッフ会議

 昼はバーズアイビュー。水の演出とか円形劇場にVJみたいのが入ったクラブっぽい演出とか、相変わらずのbevテイスト満載。飽きちゃったとか、もういいよ、とか言われつつ、きっと若者の人気を獲得していくんだろーなー。お客さん、円形にイッパイだったし。変わらないと言いつつ微妙に解りやすくなってたし。夜は稽古後、ほぼ全スタッフが集まってのスタッフ・ミーティング。こういう全部のスタッフでコンセンサスをとっていく場面はぜったい必要だね。熱の籠もったミーティングはステキだったが、しかし予算も倍増の勢い。ふー。たいへんだー。

7月20日 Sun 稽古・稽古・稽古

 もはや日曜日は一日稽古。シーンを作りはじめる。いろいろ話しながら。モノが「白痴」というからには、男女の深い話を避けて通るワケにもいかず、稽古場はPトーク寸前。「相手の部屋で別な女とハチ合わせしちゃったことある?」との問いかけに、某女優が「ある。さすがに部屋じゃなかったけど。」と力強く答え、場を凍らせていた。さすが「付き合った人の名前が思い出せないことがある」「目の前で呑んでる人と昔つきあってたって、呑んでる最中に気づくことがある」「数えるたびつきあった人の数が違う」などという発言で客演した某増田くんを驚かせた風琴工房。こんなのはまあ序の口で、稽古場はここは深夜の居酒屋か、という有様に。仕方ないのよ。役作り。役作り。というワケで、ある「ジャンル」においてレッドゾーン振り切りの風琴工房版「白痴」。それにしてもそもそもその「ジャンル」って、いったい何?

7月19日 Sat 歩道橋のうえ

 私の好きなもののひとつに「歩道橋」があるのだが、フラジャイル次回公演「BRIDGE」は、歩道橋を舞台にした物語だ。今日はそのフラジャイルの情報宣伝写真の撮影。わたしの都合とは言え朝9時から。泣ける。フラジャイルの看板俳優、渡辺陽介くんはおそらくカッコいい部類に入ると思うのだが、写真撮影のときはなんかニヤニヤしていて締まりがなく、カメラマン泣かせのモデルである。しかし今日はひとりだけの撮影ということで、何か心に期すものがあったのか、最初からキリッとした顔をしていて撮りやすかった。いいことだ。それとも女の子がいなかったからニヤニヤしようがなかったのだろうか。謎だ。
 撮影のあとは六本木に俳優座の研究生公演を見に行く。次回ユダに出てもらうかもしれない俳優が出演しているのだ。終演したら4時30分だったので、挨拶もせず劇場を飛び出し、稽古場へ。読み合わせをしたのだが、またけっこうダメなかんじだった。難易度の高い脚本なため、滑りだすとどこまでも滑る。怖ろしいわ。
 そんな「白痴」。今日からチケット発売でございました。なにせ6回公演。場所はアゴラ。早い時期の売り切れもありうるので、みなさま、ご予約はお早めにね。特に日曜昼。詩森と山田さんの小粋なアフタートーク付き。これはプラチナチケットになってしまうかも(嘘)。

7月18日 Fri ぽかりん・あいすくりん

 企画書等の印刷をして、それをキャリーカートに載せて愛ちゃんと「ぽかりん記憶舎」。「ピン・ポン」「アイスクリン」の2本立て。「ピン・ポン」は脚本を読んだときのほうが素敵だった気がする。もう少し俳優さんの演技が生っぽいほうが、いいのかな。などと思ったり。好きなテキストなので期待していたのだけれど。対する「アイスクリン」はわたしは今までみたポカリンの中でいちばんおもしろかった。明神さんの完結している世界に破れ目ができていて、そこから夏の光が入ってくるかんじ。それにしても年輩の女優さんというのはいいものだな。特にこんな小劇場で見ると新鮮。ザ・女優ーっていうかんじの年齢不詳なかんじの方でないことがなおステキ。「上野動物園再々再襲撃」で元金杉アソシエーツの俳優さんたちが出ていたときのことを思い出した。

7月17日 Thu 稽古3日目

 昼間は山田さんとのあいだに膨大な、ホントに膨大なメールが飛び交う。いろんなことが同時進行。綱渡り。仕事、いくらやっても終わらないよ。特にチラシの手配。とある大型の折り込み予約がまだ取れてなくて、連絡待ちの状態が続き、ちょっとイラつく。それが決まれば、もう終わったも同然なのに。早くきまってくれー。稽古は読み合わせの続き。ようやく楽しくなってきたわ。演出の輪郭もハッキリしてきたわ。いよいよ稽古開始ということね。次回は演出プランの話をします、と言って稽古は終了。ここのところ公演のたび稽古が順調で、そのせいで「ろば日記がつまらない」との指摘を某寺田くんからされたが、別に面白い日記を書くために稽古しているワケじゃないし、稽古が進まないとこの仕事量抱えてストレスで死んじゃうよ。ほんと。俳優のみなさん、頼みますよ。その後、藤原くんが来てくれたのでユダの予算案やら作る予定のリーフレットのことやら打合せ。ああ。なんて役に立つ20歳。もうユダはおまかせ。任せたよ。藤原くん。とは言え、家に帰るとこんどはチケット予約cgiの設置。2バージョン、割引券やら共通券やらという作業量の膨大さに半泣きになる。ようやくftpで送ったら、単独券はめずらしくなんの問題もなく動いたが、共通券が動かない。でももうどーにもこーにも限界だったので、就寝。しかしなかなか冴えて眠れず、もしかして、とcgiの属性を見たら直したつもりが直してなかったらしく、そこを変えたら問題なく起動。いろいろ日付とかまちがってたけど、動かないことに比べれば、問題の数にはいらない。そんなこんなでいよいよチケット発売ざます。みんなー。買っておくれ。

7月16日 Wed 稽古2日目

 滑り出しから昨日とはぜんぜん違う読合せ。そうそう。人間のエネルギー量が問われるのよ。「白痴」っていうのはきっと。安吾が異常にパワフルなヒトだからね。そして詩森も自慢じゃないけどパワフルな女だからね。というワケで「紅き深爪」に続き、稽古でやたらとお腹が減る、カロリー消費の高い芝居になりそうざます。

7月15日 Tue 初稽古

 ようやくこの日がやってきた。白痴稽古開始。読み合わせしたんだけど、いやーん。暗いわ。ぜんぜん面白くないわ。退屈したわ。というワケでたくさんダメ出し。かなり根本的な。全否定的な。稽古期間短いからね。最初からトップギアで行きますわよ。ノンビリなんてしない。しない。今日は「箱庭」の衣装を作ってくれた岡田桂子ちゃんが稽古場に着てくれて、ユビュ王衣装の打ち合わせ。衣装の打ち合わせなのにいきなりヌード写真特集の「ズーム」を出し、「イメージはこんなかんじ」と言い放つ詩森。しかし、さすがは桂子ちゃん。「わかりました」とその写真集を鞄にしまう。いったいどんなかんじになるのか。その打ち合わせによると、出演者は女性4人と男性2人。どうやら王様は出ないらしい。いや出るのだが、出ないらしい。さあ無謀な夏が始まった。果たして詩森は痩せるのか?詳細は以下次号に続く。

7月14日 Mon なんか今日は

 大切なことがあった気がするんだけど、いつものように慌ただしく、走り回っていたね。忙しすぎて、なにをやっていたかは割愛。

7月13日 Sun 千秋楽

 長かった公演もついに千秋楽。始まる前は適当に休み休みやろうと思っていたのに、結局、伊那に行ったほかは毎日受け付けにいたわ。手が抜けない性格。ミスは多いけど。お金をあわせ、スタッフさんへのお金の支払いなんかもする。しかし明日からの激動の日々のことを考え、(詩森としては特例的に)終電を待たずして帰宅。

7月12日 Sat 文字校正以外は有能な制作なのだが

 マチネとソワレがあった。わたしはチラシの折り込みのことで頭がイッパイ。チラシは3種類。フラジャイルの仮チラシ入れると4種類。折り込みの形態も公演時期もまるきり違う4種類。狂いそうだよ。狂わないけど。そうこうしつつ、9月と11月と来年5月の公演のキャスティングやら企画やら予算やら。白痴チケットの準備もしなきゃならないし、DM準備もしなくちゃならない。アレにはコレとコレを入れて、コレにはアレとソレと。ラベルも準備しなくちゃだし。用意するものリストは増えていくばかり。こんどこそアクセスを覚えよう。データベース。
 あ、白痴関連で面白い企画がスタートしそう。はじまったら掲示板、そのほかでお知らせいたしますわ。お楽しみにね。

7月11日 Fri 初全員集合

 新人さんを迎えての初ミーティングを本番中の劇場ロビーで。初の全員集合。その後、みんなでちょっと飲む。このメンバーでやっていきます。よろしくお願い申しあげます。

7月10日 Thu うつくしい生活

 高速バスに乗って伊那谷へ。ここはどんどろさんの本拠地であり、今回制作をさせていただく「わたしの好きな昔の話」の稽古をやっている。近所の公民館みたいなところで稽古はやっていたんだけど、ああ、なんかもうこれがすごくいいカンジ。もちろんまだぜんぜん作品としては出来上がっていないけど、岡本さんと橋本さんがああでもない、こうでもない、と子供のように夢中になって稽古をしていて、それがとても素敵な風景で、そのあとお邪魔した岡本さんのおうちは、すべてが手作り。クラブの部室のような、秘密基地のような。あのうつくしい作品は、こんなうつくしい暮らしから生まれているんだよなあ。作品作りと人形と、ほんと、それしかないのよ。余計なものがひとつもない。たった半日の滞在だったけど、身も心もリフレッシュして帰京。

7月9日 Wed 忘れました

 おそらく、受付をしてました。それからいろんな作業とか企画とか。

7月6日 Sun 日曜日だけど休んでいません

 今日はマチネのみ。飲みにもいかずちゃんと帰って懸案の事務作業など。来週は「白痴」「どんどろ」ともDM発送の週だもんね。白痴の情報宣伝についても頭を巡らし、いろいろなアイデアを思いついた。思いついたからにはやらなきゃね。がんばりますわよ。

7月5日 Sat アゴラのロバ

 4つくらい企画を抱えていて大忙しなので、アゴラにいろんな人を呼びつけてミーティングなどしている。アゴラが居心地のいい小屋でよかったよ。フラジャイルのときは計算をしようにもスペースはなく、やすもうとしても喫煙俳優で座る場所さえなく、ほんとクタクタだったもんな。劇場の居住性ってホント大切。スズナリやアゴラだと公演が長くても疲れないもの。

7月4日 Fri 

 ワークショップ研究会。下北で時間潰して、カンガルー受付とアゴラな一日。わたしはアゴラ職員なのか。

7月3日 Thu 折込み・公演・打合せ

 大木さん、愛ちゃんと絶対王様へと折込。1800枚なんだけど、ユビュもあるから3600枚。しかもふたつとも二つ折の紙厚。すごい物量だよ。泣きそう。このあと大型の挟み込みが続くのだが、いったいどうやって運ぶのかと暗澹たる気持ちになる。原付か。原付の免許を取るべきなのか。そのあと、カンガルーり受付。そしてフラジャイルの映像関係の打合せ。怒涛だなあ。

7月2日 Wed はじまりました

 カンガルーと稲妻。本日よりこまばアゴラ劇場にて。詩森はまだ本番見ていませんが、アゴラ劇場がディズニーランドのような凄いコトになっています。親方福田さんの仕事っぷりを見るだけでも足を運ぶ価値がありますわよ。ぜひ。そんな福田さんとちょっとだけ打ち合わせのための打ち合わせ。そしたら考えもしなかった素晴らしいアイデアが。おもしろいよ。それ。3劇団の制作体制を作ってから、多少なりスタッフがクロスオーバーしはじめているんだけど、自分の公演じゃないときに劇場で、自分のトコロのスタッフとお話ができるというのもいいものですな。お互い余裕があるので、いつにない話ができたりするし。制作さんとも白痴の打ち合わせやらいろいろできるし。忙しいような気もするけどかえって仕事は活性化。一気にいきますわよ。

7月1日 Tue 

 アゴラに行ったり、折込したり、それから事務仕事をしたり。チラシも現在3種類を管理しており、もうタイヘンだ。でもようやく少しずつ企画が進んだぜ。アゴラで八着くんと雑談してたらユビュ王演出に決定的なアイデアが降臨。先日、三条会の関さんが「原作に愛着がないほうが作品としてはおもしろくなる場合が多い」と言っていたが、「大好き、安吾」の「白痴」と、「どーせいちゅーのコレ」の「ユビュ王」、どっちが作品として面白くなるか、これはぜひ劇場で確かめるべきですわね。