■BSで国連総会で奮闘する日本の大使のドキュメンタリをやっていた。
■そんななか、全会一致を目指すとある決議案にアメリカだけが反対。なにがなんでも反対。賛成162 反対1 棄権ゼロ。反対1はもちろんアメリカ。委員会は通ったワケですが、そのときの会場の雰囲気が、なんていうか、こう、まるで否決されたときみたいなドヨーンとしたムードになってですね。
■アメリカは事実上、世界の覇権国家なんだなーと、目の当たりにしたかんじで、まあわたしもドヨーンとした気分に。
■でも今日書きたかったのは、そのドヨーンとした気持ちのことではなくて、その番組の主人公とも言える日本の派遣大使の女性のことだ。彼女はものすごくカッコ良かった。へつらったりなんかしない。明晰。しかも色っぽくうつくしい。
タフに言葉でコミュニケーションしてましたね。最後まで。徹底して。
■「対立というのは漠然としたものではなく、煎じ詰めれば必ず明確な理由を持っている。その具体的な理由を分析すること。」と彼女は言う。「外交の場ではコミュニケーションによって全てを変えうる可能性がある。だから外交は重要だ」と。
■戦争をしないというのは、この多様な価値観と宗教と利害関係が溢れかえった世界で、言葉で戦い言葉で理解しあうことを決して諦めないことを意味する。その困難さをちょっと想像してみる。わたしにはちっともわからない論理で動いているお隣の国とも、今となっては口も聞きたくない気分の「強いアメリカ」とも、言葉での相互理解を成し遂げる。それが「平和」へのおそらくたったひとつの「道」なのだ。なんと覚悟のいることよ。
■ジョン・レノンのイマジンは、それは聞けば感動するけど、「効果のないおまじない」だと指輪ホテルの白玉さんが日記に書いていて、ほんとにそうなんだよねえ、とわたしは思う。そりゃわたしはジョンには「育てられた」と言っても過言でない少女時代を過ごしてきたけど、もうそろそろ「ベッドイン」は超えていかないとね。
■軍縮代大使、猪口邦子さんのインタビューは
コチラ