風琴工房


ツアー in KANSAI 2001

一日目


一日目は「ユニバーサルスタジオ・ジャパン」に行きました。
面白かったです。面白かったけど、ガイドブックを信じていくと
きっとガッカリすると思います。なので、詩森が独断と偏見で、
「ほんとうはここが面白い。ユニバーサルスタジオジャパン」
をお届けします。これを読んでUSJに行き、ぜんぜんあなた
の意見と違っても詩森は責任を負いません。あくまで極私的な
意見ですから、そのおつもりでね。でも面白かったよ。ホントに。


まずなんといってもユニバーサル・スタジオは

 あろうことか「空いていた」のであった。ゲートのところにも人混みはなく、するすると入ることが出来た。いきなり拍子抜け。平日とは言え、まだ始まってから一週間たっていないのである。大丈夫なのか。USJ。
 人気のアトラクションでも最高で1時間待ち。だいたいが20分〜30分で乗ることができる。で、USJには今のところ、そんなにたくさんのアトラクションはないので、平日に行くなら一日券で充分ではなかろうか、と思われた。ちなみに詩森は殆どの施設を2回づつ回った。夕方以降なんかは10分待ちくらいでガンガン乗れる。まあ土日のことはよくわからないし、詩森がラッキーだっただけかもしれないが。ちなみにUSJの年間予想入場者数は800万人だとか。一日22000人。達成できるのだろうか。うーむ。
 
まずはジュラシックパークライドに乗る

 恐竜好きを自他ともに認める詩森がまず向かったのは、ジュラシックパークザライドである。もしもジュラシックパークがあったなら、世界の果てであろうとも、絶対行くんだと心に決めているこのワタクシ。これに乗らずしてUSJに来た意味があろうか。いやない。
 ところが、ところがである。
 これがいきなりけっこうな落胆スポットであったのだ。
 まず、囲いのトタンのカベがモロ見えで、アナザーワールドに持っていかれない。チャッチイのだ。始まってすぐのところにいるアパトサウルスやステゴザウルスは結構可愛いけど、リアルさ、という点ではもうひとつ。アパトザウルスのシッポは素敵だが、そうね、肌の質感が、いまいちマニア心を満足させてくれないんだよな。
 最後のティラノくんもライティングの加減か何かわからないが、いまひとつ目立たない。落下に気持ちをとられて見損ねちゃった人もいるんじゃないか?
 最後の落下も水がたっぷりかかる以外はこれといって凄くない。全体的にライド系好きには、物足りないと思うぞ。USJ。
 しかし、このジュラシックパークザライド、楽しむ裏技があって、それは夕方以降の時間帯に乗ることだ。できたら夜。ちゃっちいのが目立たないし、最後のティラノくんもバッチリ浮き上がる。つまり昼間に乗ると、外からの光が眩しくて、ティラノくんが目立たないワケだな。詩森もつまらなかった、落胆した、といいつつ2回乗ったし、2回目のほうがぐっと楽しかったのは確か。もう一回乗る、と言ったら、落ちもの系嫌いの菅原さん(詩森夫)に「ひとりで乗ってくれ」とキッパリ断られ、残念だったことだよ。

そして「E.Tアドベンチャー」はUSJ最大の

 なんと言ってもUSJ最大の落胆スポット、それが「E.Tアドベンチャー」ではないだろうか。「E.Tアドベンチャー」は、E.Tの故郷の星が危機に瀕し、それをE.Tとともにわたしたちが自転車に乗って救いに行く、というストーリーなのだが、そのE.Tの星、というのが、もうなんとゆーか「悪夢」としかいいようのないすごい場所なのである。気持ち悪い色彩。奇妙な音楽。「おかえりなさーい」「おかえりなさーい」とこだまするE.Tの仲間たちの声がまた怖さに拍車を掛ける。
 どこかでこんな光景を見たことがあると思ったら、それは東京ディズニーランドの「イッツアスモールワールド」であった。
 それにしても途中、街を俯瞰するいちばん感動しそうなポイントのチャチさはなんとかならなかったのであろうか。「こ、ここで感動しなきゃ」と自分に言い聞かせつつも、どんどん醒めていく自分をなんともできないあの空しさよ。拾えない。これじゃどうがんばっても拾えないよ。ユニバーサル・スタジオ・ジャパン。なんとかしてくれよ。ユニバーサルスタジオ・ジャパン。
 しかしながら、そんな「E.Tアドベンチャー」にもいいところはあって、それは順番を待つあいだの「森」である。鬱蒼としていて、なかなか素晴らしい出来だ。これから行く方にはここでたくさん感動し、後は多くを望まないことをオススメしたいと心から思う詩森だ。

ジョーズの目

 端的に感想を言うと、「ジョーズの目は丸かった」である。
 ざばあっと巨大サメが水から出てくるところはけっこう迫力があるのだが、いかんせん目がいけない。まんまるなのだ。出かかった悲鳴も途中で引っ込む。歯のウレタン樹脂っぽさが「怖くなさ」に拍車をかける。ジョーズの歯が柔らかかったら、やっぱりそりゃあ、拍子抜けだ。鉄をもかみ切りそうな牙じゃないとね。あと、ガイドのお姉さんが撃つライフル銃の方向と水しぶきがあがる方向がまるきり明後日の向きだったのも演出家的には気になる詩森である。しかしながらいきなり「ダメ出し」するワケにもいかず、じっと耐える。全体的にUSJはアクターに比重がかかりがちで、けっこうツッコミたくなる瞬間が多かったんだよなあ。
 

 
先端恐怖症の方、要注意

 尖ったモノは大嫌い、な人は絶対耐えられないアトラクション。それがターミネーター2である。入り口のところで「これターミネーター2ですか?」と聞くと、係のお姉さんが「ええ、まあ、そうです」と答える。「ええ、まあ」ってそれはナニ?なんなの?全体的にまだ係の人、働いている人は不慣れなかんじで、なかなかタイヘンそうだ。
 それにしても「ターミネーター2」は面白かった。3Dモノ大好きな詩森、大満足。おざなりなストーリー展開も、やたらテンションの高いお姉ちゃんの演技も、良いではないか、良いではないか、と思ってしまうほどの、素晴らしさ。さあ俄然おもしろくなってきたUSJ。いいぞ。いいぞ。USJ。

 
すごいぜ「バックドラフト」

 過剰さが目立つUSJのアトラクションの中でも極めつけがコレ。テレビとかでもバンバン流していたから、見た人も多いと思うけど、実際みたらやっぱりすごかった。「こんなもんかなー」と思ってからも更に爆発は続き、文字通りスタジオは火の海に。寒い季節はこれでたっぷり暖まれるほど、熱い爆風を浴びるハメになる。その大迫力に詩森ご満悦。

 
詩森的イチオシ

 それは、「バックトゥザフューチャーライド」。「ジュラシックパーク」「E.T」という人気アトラクションが詩森的には今ひとつ納得いかなかったのに比し、これは相当な満足度。なんといっても、氷河期、火山、恐竜という詩森の三大ツボを一気に押しまくったのが勝因かもしれない。なんで火口にティラノくんがいるか、そして、なぜあれほどに巨大なのか、というリアリティはさておき、あたかもクジラに飲み込まれるピノッキオのようにティラノくんに飲み込まれ、そして吐き出され、詩森大ハッピー。ティラノくんの肌の質感(恐竜の肌にこだわりすぎだと自分でも思うが、なにせマニアなもので)も映像だけあって素晴らしい。もちろん2回乗る。多分何回乗ってもあきないけど、立て続けに乗ると車酔いしそうなので断念する。でもいつかまた、これにのってティラノくんに飲み込まれたい詩森である。

 
存外に面白いいくつかのショー

 USJで思いの外面白いもの、それはショーである。グランドフィナーレとなるメインのショーも面白かったけど、アニマルスタントのショーがけっこう面白くてビックリする。犬や猫、猿はもとより、穴グマとか鳩とかスカンクとかそういう動物までもが芸をするのだ。ビックリ。全てのショーはみられなかったけど、USJに行ったら、ショーはオススメ、かも。時間をチェックしてどんどん見てほしいものだ。

 
そしてショーの極めつけ

 それは、なんと言っても「ウォーターワールド」であった。これは全てのアトラクションの中でも面白さの点ではナンバー1ではないだろうか。すごい。とにかくすごい。度肝を抜かれるとはまさにこのこと。これを見ずしてUSJ語るべからず、というかんじだ。ネタバレになるのであまり書かないけど、せひ当地に行ってぜひこれを体験してみるべきだと思う。アメリカ、狂ってる。狂ってるぜ。詩森は叫びすぎて、終わった後、耳がおかしくなったほど。「こ、これがエンターティメントってものなのね。こんなもの5500円ぽっちで見せられちゃったら演劇はまるきりかなわないわー。」となんかもうガックリきてしまい、菅原さん(詩森夫)に「どうしたの」と心配されてしまったほどだ。まあねえ。ほんとにねえ。
 
 
本当の人気ナンバー1アトラクションは

 雑誌などでは殆ど紹介されていないが、USJにはスヌーピーランドがあるのである。そしてそこにあるスヌーピーウォーターライドは、他の大人気アトラクションが10分待ちとかになってもなぜかいつも1時間近く待たされるのであった。詩森は乗らなかったけど(正確には乗りたいと主張したが、あれは子供向きだから、と菅原さん(詩森夫)に却下された)、夫の制止を振り切ってでも乗ればよかったと帰ってきた今となっても残念である。
 USJの知られざる事実。それは人気ナンバー1アトラクションが「スヌーピー」だということ。そして映画の成功とアトラクションの成功は必ずしも直結してはいないということ。そのことを最後に報告し、この拙いレポートを終えたいと思う。  
 
(「2日目」に続く)

 
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