ろばくん ROBA DIARY

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10月31日 Tue

 今日は最後のオフ。あとは本番まで稽古がオフでも芝居を見に行く予定がギッシリなのだ。なんでこんなに芝居があるんだ、11月。仕方ないのでどうしても行かなければならない劇団、そしてDMを頂いている劇団順に端から予約を入れる。後の人には「ゴメンナサイ。行けません。」のハガキを書く。ゴメンなさい。どうスケジュールをやりくりしても本当に行けないんです。
 家に帰ってゴハンを作ろうと思っていたら、大森に着いた途端電話が鳴る。菅原さん(詩森夫)が直帰でもう品川にいるという。なので、自炊を取りやめ、大森駅近くのパスタ屋さんで夕食。ここの生ハムとブロッコリの塩味のパスタは絶品。家に帰るとニュースで少年法改正案が衆院を通ったというニュースをやっていて、かなり真剣に見る。それにしても長野県庁での一連の騒動、田中康夫ってあんなにクレバーな人だったんですね。ビックリ。
 

10月29日 Sun

 久しぶりの一日稽古。そして指輪ホテル安元初日。のっけから安元女王様体質フル回転。場を支配する。いいのか。みんなそんなコトで。対抗しろよ。ちょっとはさ。
 安元が初日なので飲みに行く。帰りにCAB Driver帰りの尚明くんに遭遇。芝居の町、下北。

10月28日 Sat

 利賀でいっしょだった「いのべくん」が演出するCAB Driverを見に行く。大変丁寧で繊細な作りになっていて、好感を持つ。灯りもキレイだし、音も好み。土曜のお昼に見るのにはとても良いお芝居だったけど、私より一世代若いと思われる人たちが、今、どうしてこういう芝居をやりたくて、何に向かっていくのか、ということにとても興味を持った。私も小公演だとこういうのをやるコトもあるけど、正直言ってモチベーションが持たないところがある。多分、内面が激しすぎるんだと思う。でも彼らはほんとうに丁寧に愛しながらそれを作っていて、それは多分いろいろな人にとってココチヨイ空間でもあるように思う。せっかく作り手を知っているのだから、そのへんの話を聞いてみたいものだ。
 夜は稽古。タービンこと萩原さんが来る。タービンが珍しく飲みに行くと言うので、張り切って飲みに行き、いろいろ話す。稽古の感想を聞いたら、演出についての感想を言ってもらい、そういうのはもちろんとても珍しいことなので、有り難かった。うちのスタッフさんは、芝居を解っている人ばかりなので話していると楽しい。終電ギリギリまで飲み、帰宅。

10月27日 Fri

 今日は稽古オフ。みっくが姫とともにチラシを運搬してくれるため、早めに家に帰る。夕食はカレー。珍しくドラマをビデオに撮っておいたので、食後はそれを見る。なんでも軍艦島でオールロケしたドラマらしく、軍艦島マニアの詩森に寺田くんが教えてくれたのだ。八犬伝を元にしているらしいが、途中から見たのでストーリーの詳細はナゾ。あみーごこと鈴木あみの演技もかなりナゾ。なので、写真集等で繰り返し眺めた景色が立体としてそこにあるのをひたすら堪能する。詩森にとってはただの軍艦島環境ビデオである。なんでも軍艦島はついに解体されてしまうらしい。ああ、行きたい。この目で見たい。それにしても、どのショットを見ても「あ、これはあの写真で見たあそこ」と思いあたってしまうワタシは自分で思っていたのよりずっと軍艦島のマニアなのかもしれない。というワケでドラマはこれと言って面白くなかったけど、来週もきっとピデオに撮るだろう。最初の方、ビデオに撮っている方、ぜひダビングさせて下さいませ。あ、でもこのドラマ、音はカッコよかったっス。

10月26日 Thu

 認めたくはないが太った。
 その事実を認めたくなくて、体重計にもガンとして乗らなかったが、鏡に映る姿は誤魔かせない。それもこれもこの夏中、グリコの「食後のアイス−キャラメル−」というのを食べ続けたせいだ。キャラメルアイスはひっそりと流行っているらしく、この冬にはハーゲンダッツからも発売されたが、いろいろ食べ比べた結果、このグリコのが、ベッタリとキャラメルソースが絡まってて美味しい。考えてみたらこの夏はスタバのキャラメルフラペチーノにもハマり、キャラメル三昧な日々であった。太らないハズがないではないか。
 モノの本によると甘いモノを食べたいならケーキよりは冷たいアイスの方がいいと言う。アイスによって冷えたカラダを暖めようとしてエネルギーを使うからだそうだ。だからと言って毎日食べていいなんてコトはあるハズもなく、その結果が重ね着の季節になって重くのしかかってきたワケである。
 昔役者をやっていた頃はケイコに入ると余裕で2、3キロ痩せていたが、演出専門になってからは飲みに行くせいでむしろ体重オーバー気味の傾向があるというのに、これでは本当にヤバイ。今回の芝居はかなりタイトなので、その演出家がフクフクと太っていては興覚めである。
 なので、とりあえず今日、長かった夏(アイス的には一年中夏とも言える詩森の日々)終了宣言を自らに課し、キャラメルアイスとの決別を決意する。甘いコーヒーも一日一本までにして、あとはお茶と水にしたい。飲み屋でもウーロン茶しか飲まないコトを決意する。炭水化物を殆ど採らない詩森は甘味さえ絶てば食事をきちんとしててもどんどん痩せるのだ。
 カスパーに相応しい演出家になる。
 絶対頑張る。
 他に頑張るべきトコがあるような気もするけど、とりあえず見た目から入りたい今日の詩森だ。

10月25日 Wed
 再来年の予定はなんだかうっすら決まっていくのに、来年の公演場所が決まらない。劇場でやりたくないので、探してるんだけど、立地がある程度良くて、キャパが取れて、面白い場所で、その上、演劇公演に貸してくれる、なんていう場所はやはりなかなかナイ。ちなみにどんな公演かと言うと、バンド入れて、生演奏で、どーんとセットを組む、という大バカ公演なんですが。なんか、ハデなコトやりたいのね。人が100人くらい出るとか、そういうのもいいなあ。工場跡地、倉庫、とにかくデッカイ音が出せる、そんな場所でいいトコあったら、情報、大きく求めます。別に他の劇団がやったコトある場所でもいいです。ヨロシクお願いいたします。21世紀ですからね。やりますよ。ワタシは。

10月24日 Tue

 reset−Nの「MARKET」を見にナツメ(またナツメと一緒。もうイヤだ。こんな生活)とともに吉祥寺のスターパインズカフェへ。お芝居はいつになくエモーショナルで面白かった。キャスティングもハマっていていいカンジ。60分しかない芝居なので、2つ柱のあるストーリーがちょっと散ってしまった印象になってしまい、どちらかにもっと比重をかけた方が良かったかなあ、とは思ったけど、今年のreset−Nでは(というか今までのリセットの中でも)詩森は好きだったな。
 もともと美男美女揃いのリセットだが、客席にはbirds-eye-viewの柏原くんやリセット常連の久保田さんなどもいて、終演後のスタパはなかなかステキだった。なので誰も引き留めてないのに、ナツメとともについつい長居。タービンアイドルのツルマキさんを独占する。ツルマキさんがライブに来て下さい、と言うので、「行きますよ。モチロン。で、どこでやるんですか?」と聞くと、「自宅で」と言う。何でも私達のためだけに自宅でベースソロライブをやってくれるんだそうだ。ギターソロならともかく、ベースソロ。有り難いようなかなりメイワクなような。まあでもネタとして面白いからいいか。あ、でも今回のツルマキさんは詩森的にはかなりツボ。青島レコードといい、「怯えているツルマキさん」というのがポイントかも。まあ、そんなこんなで、いい稽古オフでしたわ。

10月23日 Mon

 個人扱いのダイレクトメールをようやく投函する。ナツメとふたり分だけど、郵便局で料金別納のスタンプを押したら、444通だった。4の3並び。ちょっとイヤだな。
 それから稽古。キヨタキからヘアスタイルの相談。なんでもオンザマユゲが似合わないそうで、でも子供寄りの少年役なのでイメージと言われるとオンザマユゲになってしまう。難しいよ。キヨタキの相談で、様々な人々の髪型が気になり始め、日太にそのうっとおしい長髪をなんとかしろ、と命令し、返す刀で大場君にもヒゲを剃ってみるように請求する。ナツメとも美容院に行く約束をする。ちょっと大胆にイメチェンさせたいので、詩森がいつも行っている美容師さんを紹介するのだ。そんなこんなで今回のポイントはヘアスタイルとメイク、かも。
 ユニークポイントの山田さんのホームページで今年の劇作家協会新人戯曲賞も二次敗退(去年は一次も通らなかったんだけどね)を知る。それはいいのだが、タイトルが「カルテ3 精露路」となっていた。応募する時に「カルテ3」を取り忘れたのだ。わかる人にはわかると思うが、カルテ3とは「病の記憶シリーズ」の通しナンバーである。正直かなりビックリした。内容読んでも何がカルテなのか絶対わかんないしさ。私が審査員ならなんだそりゃってカンジだ。カッコ悪すぎる。取ってもらえるよう、劇作家協会にお願いすべきだろうか。でもなあ、受賞作ならともかくたかが一次予選通過作品でそんなことやってもらうのもなあ。あんまりビックリしたのでユニークポイントさんの掲示板にそのことを書き込みしたら、山田さんから「詩森さんらしいですね」とレスが付いていた。確かにかなりワタシらしい、と思ってしまう自分が悲しい。ちゃんとした人間になりたい。いつかきっと。

10月22日 Sun

 今日は香辛料孤児の大嶋なを子ちゃんと中村正くんの結婚式。式はふたりの新居(広いんだよコレが)で実にアットホームな中にとりおこなわれる。ユカちゃんが作るゴハンは美味しいし、幸せ。でも詩森とナツメは一時間ほどで抜けて、稽古へ。つまんないの。
 今日こそはまっすぐ帰ろうと思ってたのに、寺田くんが稽古に来たので、仕方なく飲みに行く。なぜかゴキゲンの寺田くんから稽古場での音出しの機械を借金してでもグレードアップするようにと「命令」される。誰が出すんだよ。そのお金を。必死でお金の算段をする詩森の横で「明日にでも買うように」と言い放つ寺田くんである。でも確かに今回の音は別にメロが立ってる曲でもなく、音色で勝負ってカンジの音なので、音質がいいのにこしたことはないんだよな。キレイな音色でさんざん聞いてから稽古場で掛けるとほんとガックシくる。寺田くんの命令と思うとムカつくが、自分のモチベーション向上のためと思えば、まあ安いものかもしれない。実際、MDウォークマン一個で、すごいやる気がアップしたからなあ。ま、そんなこんなで週末も終わり。よっしゃ、やるぜ。

10月21日 Sat
 今日の稽古は夕方からなので菅原さん(詩森夫)の冬服を買いにユニクロへ。ユニクロで服を買いだすと、他の店で買うのが馬鹿馬鹿しくなる。特に紳士物は。菅原さん(詩森夫)は無地のコーデュロイのシャツとフリース。詩森はユニクロ系のカジュアルは似合わないので、黒いサブリナパンツとオレンジのタートルネックだけ買う。詩森はよくヘンな服を着ているので、いったいそんな服、どこで買ったんですか、と聞かれるけど、自分でもよく覚えてないような名もない店で買っていることが多い。ギャルソンやらワイズやらで服を買っていた時期もあるような気もするが、最近服にお金をかけるのがキライになってしまった。どうせ着映えしないし、自分で言うのも何だけど、高い服着ててもなーんかチープに見えるんだよなあ。
 ナツメの稽古着用のワンピースを渋谷で買ってから稽古に。この前の稽古の時、これ稽古着にどうでしょう、と持ってきた服があんまりだったので、任せてはおけないと買いに行ったのだ。着せてみるとちゃんと女の子に見えたので胸をなでおろす。女の子が女の子に見えたからと言ってホッとするとはいったい……。
 今日からあきやまさんがケイコ入りなので、飲みに行く。結局飲みに行く。あーこりゃ。

10月20日 Fri

 始まった途端に今日はオフ。組んだのは自分だがどうもいけないな。このスケジュール。とある雑誌にアポを取って出かけた後、家に帰り、今日は味噌ラーメン。市販の生のミソラーメンにちょっとした細工をすると下手にお店で食べるより美味しいのだ。その後、もの凄い睡魔に襲われ居間でガアッと寝てしまう。起きた時はここがどこで今が何時で、何をしてたのかさえ解らない有様。ああ、こんな惰眠を貪れるのも今週末が最後かも……。といいつつ、実は結構最後までちゃんと睡眠時間はとるワタクシ。徹夜もするが、確かに人より寝不足に強い体質だが、演出に差し控えるボーダーラインというのがあって、そこは絶対オーバーしないと決めている。稽古場にバスで行くというのが最終手段で、1時間くらい乗ってられる長距離バス(例えば銀座から目黒とか大森から新代田ね)を利用して、集中して寝る。いいですよ。バス。オススメ。運転手さん起こしてくれるし。

10月19日 Thu

 最近シンゴちゃんがついにネット参入した。メールアドレスを持ってくれたので便利ではあるのだが、これが詩森にとってはちょっとした恐怖となっている。なぜなら、そのメールでシンゴちゃんはいろいろなコトを詩森に要求してくるのだ。
「ホームページの写真がカッコ悪いので差し替えて下さい」に始まって、「フリーマーケットはいつやるんですか」とか、あげくの果てには「お祓いにはいかないんですか」ときた。
 しかもメンドくさいのでほっとくと3日にあけず要求してくる。詩森から沖縄料理のお金を借りたことは何回言っても忘れるのに、自分が要求したことはどんな細かいことでも決して忘れず、何度でもメールを送ってくる。なので、詩森は演出でありながら、ホームページの写真を差し替えるためにフォトショップで加工してウェブマスターにお願いしたり、フリーマーケットの開催日を調べたり、お祓いの予約をしたりと忙しい。
ワタシはアンタの付き人なのか??
思い切って「ちょっとシツコイと思うんだよね」と言うと、「そんなに送ってないですよ。ひどいな。」と言う。挙げ句の果てに「詩森さん、言うことがオオゲサなんですよ」ときた。確かに詩森の言うことはオオゲサだし、ウケをとるためには尾ヒレもつける。女手ひとつで劇団をここまで支えてきたのもこの巧みな話術あってのことなので仕方ないのだ。しかし、シンゴちゃんについては一切尾ヒレも背ビレもつけていない。ほんとうになんとかしてほしいと思う。それを訴えてもシンゴちゃんは「またまたー」と笑うばかりでちっとも取り合ってくれない。風琴史上類を見ないその態度のデカさ、恐るべし。
 そんなこんなで今日は稽古入り。稽古はマジメにやっているので、その様子は公式ウェブの稽古日誌、読んでね。

10月18日 Wed

 今日の夕飯は石狩鍋。最後に牛乳を入れるのがポイントだ。スゴイあったまった。
 明日から稽古なので早めに就寝。そしたら芝居関係者がうんざりするくらい出てくる夢を見た。しかもナツメとかシンゴちゃんは出てこなくて、けっこうマニアックなキャスティングである。壮大な話で、合宿してたり、芝居を見てたり、活劇風だったり その他いろいろ。よく覚えてないけど。
 出演者は若、寺田くん、羊屋さん、安元、萩原さん、アルフレッドさん、おくむらさん、とくながさん、夏井くん、倉迫さん、山田さん、明神さん、ツルマキさん、なぜか話したこともないチンタオレコードの岡田さん、その他いろいろ出てきたような気もするが………。おかげでいっぱい寝たのにスッカリ寝不足。夢の中でもチンタオレコードの岡田さんは面白かった。アルさん、おくむらさん、とくながさんの3人組は「指輪ホテル」と思わしき公演で羊屋さんと安元に客いじりをされていた。いったい、なんだったんだろう。まあ、そんなこんなで稽古入り。不安だ。でも頑張る。出演の皆さんも勝手に夢に出させられた上、日記にまで書いてゴメンナサイ。夢なんてあんまり見ないからね。つい書いちゃいました。ほほほ。

10月17日 Tue

 伊藤くんと装置の打ち合わせ。今度の装置はシンプルなんだけど、やっぱり手間ヒマがかかる。シンプルなものほど手を掛ける、が基本と信じる詩森、そして、大規模装置でもつい手をかけてしまう伊藤くんが打ち合わせているので、なにか果てしのない話になってくる。そして、装置のコトなんかなんにも解っちゃいないが、「はあ、なんか、カッコいいですねえ」と相づちを打つ係りのナツメ。今回は仕掛けはナイ、と約束 してたのに結局仕掛けを使う演出を思いついてしまい、おそるおそるお伺いを立てると伊藤くんに「まさか、人吊りじゃないですよね!!」と目を三角にして言い募られた。前回の人吊りがよほどイヤだったらしい。苦労の割に人気なかったし、あのシーン。
 囲み舞台でシンプルで現代美術より。詩森の趣味の粋を集めた装置になる(予定)ですので、どーぞお楽しみに。でもその前に作りがね……。しかも詩森、風琴工房の美術を毎回やってる割にナグリ持ってないのよね。たたけないし、図面引けないし、材料割り出せないしィ。でも今回は境くんがいないし、伊藤くんは舞台監督なのでタタキはしなくていい、って言っちゃったし、やるしかないのよね。やるわよ。ワタシ。

10月16日 Mon

 カラオケショックで忘れていたが、先週土曜日に彩の国さいたま芸術劇場まで「ムーニング」の芝居(パフォーマンスに近いかも)を見に行ってきた。彩の国は与野本町というまさになんにもないところにある。でもねえええ、すごいいい場所なんだよね。私が行ったのは小劇場だけど、トラムをもっと大きくして、更にデザインがカッコよくなったかんじ。惚れたわ。お芝居はセリフがなくて、音と動きと視線だけ。でもみんなカラダも動くし、ユーモアとアイロニーがあって、面白かった。演出の小林さんがお知り合いなので行ったのだけど、小林さんは出演もしていて、劇中、スライムまみれになるシーンがあった。なので、終演後出てきた小林さんはバスローブ姿だった。そしてこのスライムまみれのシーンはかなり面白いのだ。
 そして土曜日にはもうひとつ大事件があった。先週発熱した菅原さん(詩森夫)の腹部に奇妙な赤いポツポツがあるので、詩森は「ヘルペスじゃないか」と疑っていたのだが、実はヘルペス(帯状疱疹)だったのだ。これ、ひどくなると入院するような大変なモノなんだけど、カラダに関する危機管理能力がかなり低い菅原さん(詩森夫)は、「大したことないと思う」と根拠のない自己判断をして一週間も病院にいかずほっておいたのだ。しかし、ひとたびヘルペスと診断されると「家庭の医学」を熟読し、「安静にしなければならない」という一文を発見し、なにかにつけて「安静にしなければならないから」と休んでいる。ヘルペスは乾き、どう見ても治りかけにも関わらず、である。我が家では例えば癌などになった時は告知する、というのが夫婦の約束なのだが、そんな典型的な「病は気から」タイプの菅原さん(詩森夫)を見ていると彼には告知しないほうがいいのかも、などと思ったりするこの頃の詩森である。
 今日のゴハンはドライカレー。うちのドライカレーは素揚げしたナスがたっぷり入るので、姑とかちあって3袋もあったナスをようやく食べ終わる。でも秋ナスは美味いっすね。

10月15日 Sun

 ほとんど眠らぬまま、舅と姑のお供で世界四大文明展中国編@横浜美術館に出かける。すごい人手。予想通り年齢層が高かったが、中には茶髪のカップルやらいる。そしてその茶髪のカップルはなにかマニアックに中国文化について語り合っていたので、タダ券もらってつい来てしまった、というワケでもないようだ。興味深い。詩森は中国古代文明というと兵馬俑くらいしか知識がなかったけど、殷(世界最古の都市文明)とか春秋戦国時代の青銅器や陶器は細密かつ自由闊達で大変素晴らしく感動した。そして兵馬俑も始皇帝の兵馬俑はギリシャ彫刻のよう。威風堂々としていて、ハニワに毛の生えたような素朴なもの、という認識がしっかり覆された。面白かった。しかし、美術館で姑とはぐれ、探し出せないまま帰宅。もちろん後から姑も帰ってきたけど、とかく菅原一家はまとまりにかけるので困る。
 夕方、テレビで報道特集「少年法」をやっていて、かなり真剣に見る。TBSの論点は詩森には賛同できるものだった。なんでこんなに性急に法改正を行わなければならないのかまるで納得いかない。法改正を政治的な付加価値を求めて運用するのは、三権分立の意味にまったくもって反している。これを読んでいる皆さんでもマスコミに煽られて「少年法」は改正されるべき、とカンタンに思っている方多いと思いますが(詩森も改正すべき点は多いとは思っているのですが)、刑務所と少年院の違い、現行少年法についてもう少し勉強し、どのように改正していくのがいいことなのか、考える機会を持っていただけたら、と思います。

10月14日 Sat

 ワークショップ最終日。まあ、最初よりちょっとカラダが自由になったかな、くらいで終了。たった5回、はじめてのメンバーではこんなものかもしれません。終了後はワークショップの打ち上げも兼ねカラオケへ。楽しかったけど、お会計の時、耳を疑うような金額でビックリ。その金額は怖ろしすぎてここには書けない。あまりに高額すぎて全員の財産をかき集めても払えず、キヨタキくんがカードで支払って事なきを得たくらいである。すべて入り口に書いてあった金額を1時間あたり(実際は30分あたり)と勘違いしたため起こった悲劇だ。来週から稽古だというのに、ナツメにいたっては失業者だというのに、これから私達はどうやって生活していけばいいと言うのでしょう。皆さん、東急文化村近くの「カラオケ館」は「べらぼうに高い」です。庶民は近づかないようにしましょうね。

10月13日 Fri

 おとなしく家に帰って自炊。ナスのマーボ風と冬瓜のカニあんかけ。美味しかった。食後は奈良仏像絵日記に着手。一気に仕上げるが、阿修羅様の目にフラッシュビームの加工をしているのを見て、菅原さん(詩森夫)に「あなた、ほんとうに仏像が好きなの?」と軽蔑される。だってついあーゆーこと、思いついちゃうんだもの。仕方ないではないか。そんな詩森が次に狙っているのは、百済観音様の下げた方の手に寿司折りを持たせることである。
 詩森の旅行は行く前に楽しみ、行ってから楽しみ、帰ってきてからまた楽しむ。コストパフォーマンスかなりいいと思うんだけど。さあ、次はついにアンコールワット(来年2月予定)。楽しみだなあ。

10月12日 Thu


 細川邸でク・ナウカ「熱帯樹」。なんとチケット代8000円である。この作品をやるならここしかないでしょう、という素晴らしい空間で、じっくりと、というかじっとりと、というか。詩森はかなりの三島好きだが、この作品は読んだことも見たこともなかった。この戯曲がものすごく面白くてビックリする。そして多くの人がそうであるように、美加理さんと麿さんの共演に心ひかれて見に行ったのだけど、今回ばかりは若い兄妹役のふたりが素晴らしかったように思う。宮城さんは劇団というものに最近とてもこだわってらっしゃるんだけど、あのふたりの成長を見ているとやはり、劇団という継続するシステムの持つ力というのを感じずにはいられない。上に美加理さんという圧倒的な存在があるだけに尚更だろう。そして阿部さんの語りはやはり素晴らしいのだな。帰りに食べたタイ料理もとても美味しく、大満足で帰宅。
10月11日 Wed

 早起きして部屋の片づけ。ようやくまあまあのところまで片づける。
今日来る舅と姑のためにカギをポストに入れシアタートラムで挟み込み。その後、東京ウォーカー。急いで帰ると姑はもう寝てた。丁度帰宅時間が一緒だった菅原さん(詩森夫)のために豚汁を作りカンタンに夕ご飯。いったい何時ぶりの自炊か、ナゾである。そう言えば様々なものが冷蔵庫の中で化石と化していた。いけない。こんなことでは。今週と来週は比較的ヒマなので、自炊するぞ、野菜食べるぞ、と決意する。まあ、来週の木曜から稽古がはじまっちゃうと元の黙阿弥なんですが。ううう。

10月10日 Tue

 「ぴあ」に行ってから、ユニークポイントのワークショップ公演「アンダーグラウンドカフェ」を見て、それから、自分のところのワークショップ。「アンダーグラウンドカフェ」は素人同然の役者たちを使い、でもそういうメンバーでないと決して表現できないような瑞々しさのある舞台だった。ほんの少しの近未来のサヨク活動というシチュエーションが最近詩森が考えてることともシンクロし、面白く見た。それにしてもこんな公演企画してさらに実現させてしまうトコロがパワフルだなあ、山田さん。いやホントに。
 そして自分トコのワークショップ。今日はNGPのキヨタキくんも参加。
 初歩の初歩の初歩みたいなことをやっているんだけど、やはりシンゴちゃんとかキヨタキくんは、新人くんたちとは脳の柔らかさが違う。ふーん、などと思う。なのに新人くんたちと殆ど見分けのつかないナツメ。いつもフレッシュと言えば聞こえがいいが、永遠の新人はそろそろ返上して欲しい詩森である。
 昨日まで熱を出していたことも忘れ、つい飲みに行く。部屋はまだ片づかない。

10月9日 Mon

 今日は桐生の義妹の家に遊びに行く予定だったが、朝起きると菅原さん(詩森夫)がアタマが痛いというので、熱を計ると、しっかり熱があった。ついでに詩森も熱を計ると、なぜか熱があった。風邪をひいたらしい。仕方なく外出を中止し、ぐたぐたと寝て過ごす。来週から舅と姑が来るので、部屋を片づけねばならないが、カタツムリのような速度でしか片づかない。そして、部屋は信じられないほど散らかっているのだ。それでもあとは掃除機をかけるだけ、というところまでなんとか片づける。
 関係ないけどこの日記ページの日付のオビの色。会社で見るとコーラルピンク、秋っぽくてキレイかな、と思うんだけど、家のパソコンで見ると汚い朱赤。なんでこんなことになるのかなあ。皆さんちのパソではどっちの色で見えてます?

10月8日 Sun

 夕方からマサトさん、ヒロくんのふたりと菅原さん(詩森夫)で近所のカレー屋、「ターラ」へ。ここは、とても美味しいインド料理屋で、でも池上なんて地の果てのような場所にあるので、なかなか人をお招きできない。マサトさんとヒロくんは比較的ご近所さんなので、この日の会食が実現。カレーはやっぱりとても美味しかった。オットとふたりではカレーしか食べられないが、今日はタンドーリチキンやらシシカパプやらも頼んで、食後のアイスまで堪能。4人くらいでゴハン食べるのが、メニューのバラエティ的にもコミュニケーション的にも、いいカンジ。
 食後は、珍しくカラオケに。マサトさんもヒロくんもとても上手で、特にマサトさんは選曲も声もかなり詩森好み。リクエストしてスピッツの「チェリー」を歌ってもらう。「チェリー」はこんなガラッパチの詩森が珍しくオトメなってしまう歌なんだな。ここだけの話。でもって、マサトさんの「チェリー」は最高でした。いやマジで。
 そう言えば詩森の選曲がいちいちゲイっぽいらしく、ヒロくんは「これなんて曲ですか」とすかさずチェック。覚えて後で歌うと言う。そう言われると、男同士の歌にしか聞こえなくなってくるから不思議だ。ちなみにその曲とは渡辺真知子の「カモメが翔んだ日」と中島みゆきの「あした」。こんな曲を愛するヒロくんはきっと「一途な男」、なんでしょーねえ。
 久しぶりで演劇がらみでない外出を満喫し、かなりご機嫌で帰宅。マサトさん、ヒロくん、また遊んでねー。

10月7日 Sat

 「カスパー彷徨」顔合せ。しかし、イキナリ稽古場がとれていないという大ハプニング発生。慌てて電話すると別な稽古場がなぜかとれている。どうして?何故?でもその稽古場は比較的近かったので、全員で移動。寺田くんにイヤミを散々言われた以外はコトなきを得る。
 そんなこんなで詩森動揺の嵐。例によって言いたいことの半分も言えぬまま、読み合わせ。そして飲み会。まあ、いいんだけどさ。
 オールメンバーが集まっての読み合わせは壮観。そして問題山積み。コレ、どうやって芝居にするんだろ。アタマ痛いよ。まあ、いきなり読み合わせで出来てたら稽古はいらないんだけど、最近そーゆーのもいいかなあ、なんて思ってしまう、ナマケモノの詩森。いや、もちろん稽古しないっていうんじゃなくて、文句なくイイモノを更に良くしていくための稽古場、ってカッコよくありません?そんな夢みたいなコト言っててもどーしよーもないので、頑張って稽古しますけどね。ああ、でも早く稽古がしたい。ホンが出来てから、3ヶ月近く稽古がないってのも、どーなのよってかんじだよなあ。まあ、やりますわよ。やりますとも。

10月6日 Fri

 u−フィールドを見に中野ポケットへ。この劇団は初見。元岸田事務所+楽天団の雛涼子さんが出ているのと、元転形劇場の人が主宰というので前から一度見たかったのとで、出かけたわけだ。お芝居は、身体性の回復、関係性の回復というのがテーマだと思うけど、いかんせん頭デッカチなカンジがしてそこはとても残念だった。全てが象徴で語られるので、こっちもアタマを使うので忙しく、カラダや皮膚感覚まで落ちてこない。「言いたいことはよくわかるし全面的に賛同しますけど、もうちょっとカンジさせて」というかんじ。かく言う私もそうなりがちなので、こう見えるんだな、とちょっと我が身を振り返る詩森。最後まで見ると、いいお話だし、面白いお芝居なんですが。雛さんはとても美しかった。年をとるごとに美しくなっていく女優さんって、いいなあと思いつつ、帰宅。

10月5日 Thu

 昼から2件の挟み込みをこなした後、新人向けワークショップ。初歩の初歩編。詩森はもう何度もやっていることなので、なんか勝手にマンネリを感じてしまうし、もとよりワークショップは苦手なのだ。まあでも何度でも同じことを話すしかないし、同じことから始めるしかない。だって基本はどこまでいっても対話とカラダ、なので。カラダと対話しなさい、とか、声を出すために必要な筋肉は正しい呼吸と声を出すことでしか鍛えられないとか。同じメンバーで一年くらいやれば、ワーショップももっと発展するんだろうなあ。実際劇団員だけでやるワークショップはもっとぜんぜん面白いしね。でもまあ、風琴メソッドみたいなのが少しは確立してきたので、苦手苦手と言いながら、ワークショップも昔よりは少し機能的かも。それでも今回のメンバーにとっては初めて聞く話ばかりだと思うので、なるべく丁寧に受け渡していく。あと、2回、どこまで受け渡せるか。深めることができるか。悩ましきはホント、ワークショップである。

10月4日 Wed

 スズナリで打合せ。再来年の話をしに行ったのだが、それは10分くらいで終わってしまい、後は大雑談大会。来年は廃墟みたいなトコで生バンドで公演やりたい、と言ったら、そーゆーのは大好きなスズナリ支配人二ツ森さん、ノリノリ。自分のところでやる公演より真剣に、制作の音子ちゃんと大騒ぎ。
 その後は、ortの倉迫さんと新宿で飲む。こちらも来年の話、再来年の話、先日倉迫さんが出た利賀の演出フェスの話等々。倉迫さんも大きな話が決まりかけているらしく、よしっ!やるぞ!という気持ちになる。これ以上パワーアップするのもどうかと思うけど、ブレーキ踏んでる場合ぢゃないしね。やりますわよ。

10月3日 Tue

 紅王国最終日。行ったら、今日はレジをお願いしていいですか?と言われたので、いいよと安請け合いしたら、みんなの前で「今日の受付リーダーの詩森さんです」と紹介された。リ、リーダーだったんだ。今日も大入り満員。受付はにわかリーダーのせいでテンヤワンヤだったが、盛況なのはいいことだ。
 終演後、寺田くんと次回公演の打ち合わせ。最初はメチャクチャ険悪な雰囲気でどーなることかと思ったが、プランを詰めている間になんとか国交回復。その場に居合わせた寺田くんの友人たちと盛り上がり、来年の公演は生バンドで、デッカイ小屋でじゃじゃーんとやろうぜとお約束。それは嬉しいけど…お、お金が。そんなこんなで紅王国と音響助手体験も終了。師匠からの捨てゼリフ。「あんたの人間としてのスキルがよーく解ったよ」「ほんとにガサツな女だな」。ええ、まあ、全くその通りなんですが。だからってその言い方ってば、傷つくわー。そういえば公演中、菅原さん(詩森夫)にはさんざん寺田くんへのグチを聞いてもらったのだが、その話を寺田くんにすると、「でもさー、菅原さん(詩森夫)とオレであんたへのグチを言ったら、すごい話が合うと思うよ」と返り討ちにあった。家に帰ってそれを菅原さん(詩森夫)に言うと、「それは、そうかもしれないねー」と遠い目をして言われてしまった。トホホホ。

10月2日 Mon

 今日も客入りは上々。今日は見られるかと思ったのに、開演したとたんまた客が入ってきて、結局リタイア。残念だわ。
 そう言えば今日はバナ爺が見に来てたんだけど、なんでも彼は今、元風琴工房所属の役者と一緒のバイト先だと言う。でもその子の名前を聞いたら、ぜんぜん聞き覚えがない。しかもバナ爺より年下だというんだけど、もとよりバナより年下の女優なんて数えるほどしか使ったことがない。いったいぜんたいどーゆーことなんだろう。謎だ。

10月1日 Sun

 今日は紅王国大入り満員。入れても入れても客が来る。楽しい。紅王国の客入れをしている制作のUFOくんは、ものすごく客入れが上手。几帳面すぎて時間押すのが難だが、それでもあの小空間に127人も入れた実力。素晴らしい。さっそく次回公演の客入れ担当としてスカウト。
 今日はマチネだけなので、夜は東小金井まで乾緑郎くんの芝居「アイヒマンの密室」を見に行く。詩森的にはもうタイトルの段階でノックアウト。芝居もすっごく面白かった。アイヒマン実験と自己啓発セミナーを絡めた芝居なんだけど、ちょっとカフカ的な不条理感もあって、ちゃんと詩情もある。役者もヨイ。いっしょに行った菅原さん(詩森夫)も大満足。遠路はるばる行った甲斐があったというものだ。それにしても会場となった現代座は、場末の温泉宿の宴会場のようでかなりビックリ。なんたって客席が座椅子でそこにカスリの模様の座布団がひいてあるのだ。その地の果てのような場所のたった20人ほどの客に混じっておくむらさんがいたのもビックリ。年間200本以上芝居を見るという実力の底力を思い知る。まあでもせっかく会ったので近くの中華屋でゴハンを食べる。注文しすぎて苦しかったが、でもやっぱり杏仁豆腐は欠かせない。
 帰ろうとしたら、これから打ち上げに行くという緑郎たちに会う。この詩森イチ押しの劇作家緑郎くんは2月に自分の演出で公演をやるらしい。役者大募集中とのこと。「どんな人がいいの?」と聞いたら、「男優で稽古を休まない人」だそーだ。いいのか。そんな低い敷居で。まあ、でも本人がそれでいいというので、我と思わん方、挑戦してみてください。


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