ろばくん ROBA DIARY

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12月30日 Sat
 いよいよ晦日。師でもないのに爆走する詩森。朝イチから様々な用事を片付け、ortの受付開始にギリギリアウトで劇場着。今日は、なんと急遽決まった追加公演があるのだ。人のトコだけど、なんか嬉しい。
 夜の追加公演の受付を完了し、詩森が向かったのは、駒場アゴラ劇場。青年団が見てみたい、という菅原さん(詩森夫)を連れて青年団公演「さよならだけが人生か」を観劇する。しみじみと年の瀬。素晴らしい幕切れ。芝居納めにはとてもいい演目であった。
 そして、ルデコにとって返して、Ort打上げ。当然掃除は手つかずのまま、明日は田舎に帰るのであった。というワケで今年の日記はここでオシマイ。アディオス、皆様。心から良いお年を。あなたの21世紀が最高のものでありますように。

12月29日  Fri
 年末の一大事業と言えば誰もがそうであろうが来年度のスケジュール帳を買うこと、である。ここ数年、デルフォニクス製のリフィルを買って入れ替えていたが、さすがに今年は新調したい。なんといっても21世紀だ。詩森はとにかくこの手帳選びに煩く、色、デザイン、レイアウト、紙の厚さまで、吟味に吟味に重ねるのが常だ。今年もだいぶ早い時期から探しつづけていたのだが、どうも気にいるものがない。結局、デルフォニクス製のリフィルを買って、外側だけ別に買うことにしたのだが、こんどはリフィルがちょうど入るサイズでデザインのいい手帳がみつからないのだ。さんざん考えたあげく、デルフォニクス製のシンプルな手帳をかうハメに。つまり、リフィルは全くの無駄になったということである。この手帳、パッと見ただけでは、これほど拘ってなぜこの手帳?というかんじのどーでもいいようなシロモノである。ちょっと悲しいがようやく来年のスケジュールを書き込めることは嬉しい。まあ、そんなこんなでort3日目。
 夜公演の受付を済ませ、某パソ通秘密結社の忘年会に。久しぶりの方、初めて会う方、おとといも会った人、などなど、盛り上がる。10時30分、解散。しかし、詩森がその後向かったのは、家とは反対方向の荻窪である。そう、そこでは、あきやまさんとシンゴと日太がひっそりと忘年会をやっていたのだ。もちろん、そんな遅くから、わざわざ行く必要などない。しかし、行く。とりあえず顔を出す。別に誰も来て欲しそうじゃなかったけど、特にそんなには誘われてないけど、なぜか行く。わざわざ家と逆方向の電車に乗ってまで。そしてそこで待っていたのは、歓迎ではなく、皆のあきれ顔であった。ま、当然だけど。そんなこんなで終電で家に帰る。楽しい年の瀬である。

12月28日 Thu
 Ortの2日目。昼の回を見せてもらう。ちょっと調子が悪い回であったらしい。芝居がルーティンになっているかもしれないね、と倉迫さんと話をする。
 夜はCAB DRIVERのいのべくんや東京オレンジの金崎さんという詩森の最近気にかかる人たちがそろって来たので、帰るつもりでいたのに結局飲んでしまう。というか、本番に関わっていて、さっさと帰るなんていう芸当はできないということを再確認する。さっと帰れるカッコいい人になりたい。いつか、きっと。どうでもいいことだが、いのべくんがコンタクトを作った眼鏡屋の店員が顔もしゃべり方も詩森に激似だったそうだ。世紀末だけあって、詩森のドッペルゲンガーも出現しているらしい。それをわざわざ報告してくれるいのべくん、かわいすぎる。
 今日は7月公演の暫定的な企画書を書いた。筆が滑って、ついミステリーと書いてしまったのだが、書いたそばから大後悔する。ミステリーだなんて、ミステリーだなんて、ジマンじゃないけど、そんな構成力なんてこれっぽっちもありませんてば。
 

12月27日 Wed
 Ortの初日。詩森は受付なのであった。
 終演後は劇場で乾杯し、倉迫さんやユニークポイント山田さんと安木くん、更に場所を変えて飲む。そこにはなぜかおくむらさんもいる。

12月26日 Tue
 ナツメと待ち合わせてもうひとつの候補の劇場を下見。ここは地の利は申し分ないんだけど、空舞台を見ると企業のでっかいセミナールームみたい。なんか、燃えない。難しいものだなあ。おととい下見したところにしましょう、ということで、話がまとまる。
 ナツメとミーティングして家に帰り、夕食にビーフシチューを作ったのだが、いくら煮込みが足りないとは言え、なんだコレハ、という肉の固さ。まあ、美味しかったは美味しかったが、ちょっと悲しい。
 夕食後はオールスターものまね大会をずっと見てしまう。どうして私はこの手のバラエティーが大好きなのだろうか。ナゾだ。そのようにして、今年の誕生日もこれと言ったこともなく終わっていくのであった。

12月25日 Mon
 青年団に行こうと思っていたら、今日は休演。がーん。で、掲示板にオススメのあったJJCに行こうと思ったら、急用が。急いですませて、池袋に向かうも駅についた時点で15分遅れ。ああ、もうイヤ。その後会う予定だった人とも会わないことになったので、全てをあきらめて、とぼとぼ家に帰る。で、SMAP×SMAPスペシャルなんてものを最初から最後まで見てしまう。ぼーっとしてたら、寺田くんから劇場の件で電話。昨日下見した劇場の件でFAXしてあったのだが、なんでもそこでライブをやったことがあったらしく、どうやらそこで決めて欲しいようだ。そ−ゆー時の寺田くんはただの子ども。いくら「でもさー、地の利がねー」とか「イメージがねー」と言っても全然、聞いてない。気付いたらクリスマスも終わり、誕生日。「あ、誕生日だ」と言ったら、オメデトウもなく「それで、いくつになったんだよ」と毒づかれた。あんたと同じ年だってば。

12月24日 Sun
 殆ど眠らぬまま、ナツメと劇場の下見。空間的にはかなり気に入る。でも地の利、他、気になる点も多々あり、悩ましいところ。劇場近くのドトールでミーティングのち、詩森は菅原さん(詩森夫)と待ち合わせて、スフィアMEXで行われるガーディアン・ガーデンの公開審査会デラックス&世紀末トークバトルを見に行く。右を向いても左を向いてもお知り合いばかり。クリスマスだっていうのに、皆さん、ご苦労様だわ。公開審査会デラックスは、結構どれもこれも面白かった。さすが旬の劇団ってかんじ。トークバトルの方はね、どこがトークバトル?ってかんじでしたが。
 昨夜、徹夜、ということもあり、トークバトル終了で、会場を後にする。ユニークポイントの山田さんに、「イブだからお食事でもいくんですか?」と聞かれたが、ぜんぜんそんなことはなく、なりゆきで大森の焼き肉屋で焼き肉を食べ、通りかがりの店でケーキを買って帰宅。疲れすぎた詩森、ケーキだけはしっかり食べて、9時過ぎにとっとと就寝。

12月23日 Sat
 今日は「カスパー彷徨」のビデオ会。泥縄で掃除。お母さん役のあきやまさんがお料理がとっても上手なので、半分お任せすることにして、詩森はお肉類を中心に何品か作る。豚の角煮、油淋鶏、麻婆豆腐、サツマイモの檸檬煮。あきやまさんはダイコンとカツオのタタキのサラダ、イカとダイコンの煮物、魚介のチリコンカン、ブリのカマ焼き、そして、雑炊。ああ、なんて美味しいんだ。
 ビデオを見てさんざん騒いだ後、深夜12時、カラオケへ。お留守番の菅原さん(詩森夫)とナツメを残して、朝方4時過ぎまで、阿鼻叫喚で歌いまくる。これぞ、忘年会。楽しかったわ。お誕生日が近い(26日)、ということで、プレゼントまでもらい、大満足の夜であった。

12月22日 Fri
 今日はおとなしく家に帰る。明日のビデオ会に備えて掃除をする予定が疲れてしまい、掃除は明日することにして、とっとと就寝。夕食のメニューは豚肉とダイコンの炒め物。ダイコンを炒める??と思う方いるかもしれませんが、これがとっても美味しい。特に冬ダイコンだと、甘くて最高。炒める前に、塩で軽くもむ、ニラ(黄ニラか芽ニラだとなおよし)を合わせる、ブタバラ肉に下味をしっかりつける、この3点がコツ、ですね。

12月21日 Thu
 「ort」の稽古場に伺う。ortはBSMLでお知り合いになった倉迫さんが主宰されているユニットだ。演目は漱石の「こころ」。今日は最終的な返し稽古、ということで、頭から順番に返し稽古。シーンが止まるたび、簡潔なダメ出しが出て、また、返し。大人なかんじの稽古場だ。稽古場はこうあるべきですね。
 倉迫さんは別な打ち合わせがあって、稽古後は新宿へ。ここはおとなしく帰るべきだろうが、役者さんで飲みに行く一群があったので、強引についていく。殆ど知らない人ばかりだけど、ま、いいか。年の瀬だしね。
 そんなortの公演は今月の27日から渋谷のギャラリー、「ル・デコ」。皆さん、ぜひ足をお運び下さいませ。

12月20日 Wed
 セゾン文化財団に申請書を届け面接。面接して下さった方が「カスパー」を見て下さっているらしく、いろいろ話が弾む。面接に行ったのに、なぜか励まされた思いであった。その後、一緒に行ったナツメとミーティング。次回公演の場所を詰めに詰める。廃墟か倉庫で公演するつもりだったけど、そのことと生演奏を同時にやろうとすると巨額の富が必要でなおかつ劇団の体制的にかなりムリがありそうである。生演奏はもうこれはどうしてもやりたいという企画なので、ここは劇場公演にするしかないでしょうということで、動き始めたのだ。しかも広くないとイヤとか、地の利もいいほうが、と大ゴトに。
 というワケでまだ最終調整中ですが、風琴工房、かなり、無謀な企画、進めてます。発表は、もうしばらくお待ち下さいませね。

12月19日 Tue
 今日も家に直行。麻婆豆腐と豆苗と舞茸の卵とじ。食事の後は、借りてきたデジタルビデオで、明日セゾン文化財団に提出するビデオをVHSにダビング。なんのラベルも貼ってないデジタルビデオのテープを発見し、何の気なしに見てみたら、自分の結婚式のビデオだった。ヒェーッ。

12月18日 Mon
 久しぶりに家に直行。ゴハン作ってテレビ見て、家ライフ堪能。ちなみに詩森は空心菜という中国や東南アジアではものすごくポピュラーな青菜が大好きで、店のメニューにあれば必ず頼むほどなのだが、近所の東急ストアにこの空心菜が売っていたので、早速購入。ニンニクと唐辛子でチャッと炒める。ああ、やっぱり美味しいなあ。東急ストアはハーブもなんでも売ってるし、ロメインレタスとか、京菜とか、珍しい野菜が充実していて、野菜好き、ハーブ好き、エスニック好きの詩森にはかなりありがたい。どうやら空心菜は福島で栽培されているらしく、これからレギュラー化していくらしく、ほんとうに嬉しい。夏のゴーヤのように食べ狂ってしまうかもしれない。

12月17日 Sun
 さすがにぐったり昼過ぎまで寝て、スズナリのチェリーボンバーに行こうと思っていたら、制作のネコちゃんから電話。昼間は大混雑なのだと言う。なので、夜の回に急遽変更。菅原さん(詩森夫)と蒲田に行って、ゴハンを食べたり、携帯電話を見たりする。
 下北に移動して、チェリーボンバー。女の子4人でコメディーってキツそうなのだが、さすがプロのお芝居。カッチリ楽しませてもらう。私はこういうタイプの芝居はあんまり好きじゃないんだけど、そういう人も料金分楽しませて帰すのが、スゴイ。4人の女優さんたちには惜しみない拍手を贈りたいものだ。でもまあ、面白い+αがないと最近はやはり満足はできない。そういう意味では、今年は収穫が多い年だった。知り合いの芝居を見に行ってもグッタリするより励まされることが多かった。私も自分のやっていることに絶望する日もままあるけど、なにかが見えてきた気がするので、来年もがんばりたいものだ。
 で、下北の中で移動して、タイくんのお店で今度は寺田くんのライブ。私の知ってるうたうたいの中で、やっぱりタイくんはいいな、と思う。今日はお願いして写真を撮らせてもらったんだけど、スゴイいい顔して歌ってる。ファインダー越しにちょっとグッとくる。詩と世界観をもう少しタイトにすれば、もっともっとソウルな歌になるのに。才能のない人がダサいことやっているのは、どうでもいいや、と思っちゃうけど、タイくんのうたはもっともっといろんな人に届いてもいいのに。絶対。
 そんなこんなで、今週は芝居6本、ライブ2本。鉄人ですね。

12月16日 Sat

 更に今日はマチネ、ソワレの2本立て。しかも場所は大塚。まず1時30分に松岡、鉄村、詩森で待ち合わす。プロントに行ったら、なぜか若もいた。若は詩森が夜行く予定のジェルスホールでこれから芝居を見るのだ。2時から芝居を見る若を見送って、オンナ3人、しゃべりたおしていると、あっというまに3時になり、萬スタジオへ。新本さん主宰のタイプスという劇団の芝居を見に行くのだ。reset−Nによく出ていた久保やんも出演している。久保やんは海賊役、あまりにトゥーマッチでうっかり出ウケしてしまう。新本さんは少年っぽいサラリーマン役。やっぱりとても上手だったな。
 丁度会場にいたタービン萩原とプロントに舞い戻りお茶。夜のジェルスのぎりぎりまで引き留めおしゃべり。ジェルスホールは劇団sei。これが、笑えないコメディー。辛い時間を過ごす。丁度来ていたNGPの大西さんと宮崎さん、出演者の安藤さんと「すずめのお宿」で飲む。大西さんが打ち合わせで帰った後も更に飲む。
 11時半頃店を出たら、駅で久保やんや新本さんに会ってしまい、「あれ、昼間の回にきたんじゃないですっけ?」とあきれられる。ええまあ、確かにそうなんですけど。そんなこんなで大塚滞空時間10時間。帰宅の途に。

12月15日 Fri

 観劇の日々は続く。今日はウッディシアター中目黒に乞局という劇団を見に行く。これはNGPに出演していた下西くんが主宰している劇団。やはりNGPに出ていた小関ちゃんも出演している。いろんな意味で学生劇団チックだった。田村くんの装置だけは、もの凄かったけど。
 その後は、倉迫さん、山田さん、永井さんと渋谷で飲む。まだ漠然としているけど、来年、再来年を見据えた話などいろいろ。待ち合わせ自体が10時で、稽古中の永井さんが11時合流。これで終電で帰れるのかな、と思っていたら、誰も帰る気がないらしく、当然のように終電を逃す。「びゃっこ」のおばちゃんが私のことを覚えていてくれて、干し柿やらサツマイモやらいろいろくれて嬉しかった。ここのおばちゃんはほんとに可愛くて、さらに料理がとても美味しい。渋谷に行ったら「びゃっこ」超オススメですわ。

12月14日 Thu

 新国立劇場にダムタイプを見に行く。代表の古橋さんが亡くなってからは、初めて見るのだけど、始まって1分でノックアウトされてしまった。全体的には音楽のプロモーションビデオみたいな感じで、アイデアもうわっこんなの絶対考えつかない、というようなものではないし、音楽もうん、かっこいいよね、ってかんじのノイズ系で目新しくはないんだけど、全部合わさると、その完成度に恐怖すら感じる。あのスピード感、生でしょ?ライブでしょ?生身の人間がやってるんでしょ。まさに不可能美。このパフォーマンス、「まとまりがない」「イメージを垂れ流しただけ」と批判も多いようですが、いいのよ、メモ「ランダム」なんだから。覚え書きなのよ。イメージのね。拡散していく、イメージの羅列。そしてそれが目の前で繰り広げられちゃってるんだからもー、たまらないっス。コーフンしすぎて、地下鉄を乗り過ごしたり、山の手線のホームを間違えたり、ふと気付くとヘンなトコ歩いていたり、タイヘンなことに。たまにね。こーゆーコトになっちゃうのよ。いいライブ・パフォーマンス見るとね。そして、そーゆーときに限って、なぜだかいつでもひとりなのよね。ま、いいけど。

12月13日 Wed

 そういえば、昨日、シンゴと飲んでいたら、寺田くんから電話があった。むこうがかけてきたというのに、これ以上ないくらい不機嫌な声で、「明日、空いてる?」と不躾に聞かれたのだ。その明日、つまり今日は、よっちゃん、という寺田くんの友達のベーシスト率いるバンド「hobo」のライブなのであった。このよっちゃんとドラム叩いている「やひろ」さんという人が来年の風琴のお芝居に関わってくれるかもしれないので、空いてる限りは当然見に行くワケなのだが、場所は曼陀羅、としか教えてもらえなかったので、入り口で、「あのー井上さんって人がベースを弾いてるバンドなんですけどぉ」と言ってチケットを買う。まったく、バンド名くらい教えてくれよ。
 ちょっと早めについてしまったので、他のバンドも聞くハメになったのだが、別に下手というのでもないと思うけど、ダサいバンドばかりで悲しくなる。寺田くんはよく演劇が音楽に比べてどれほどダサいか力説するが、音楽だってモノによってはというかライブハウスクラスだと殆どのバンドが充分ダサいよ、と思うワタクシ。っていうか、カッコよくないのは音楽とは呼びたくありませんわね。ちなみによっちゃんのベースと「やひろ」さんのドラムはかなりヘビーでよろしゅうございましたわ。
 やはり来ていた桐野さんやその友人のおうみちゃんとともに打ち上げに参加し、寺田くんやよっちゃんと来年の公演に関するあれこれ、話して帰宅。

12月12日 Tue

 阿佐ヶ谷でシンゴと会っていろいろお話。例の台湾料理屋に行ったのだが、「酒を注文しなかった」という理由でいきなり追い出される。ジマンじゃないが、店を追い出されたのなんて初めてだ。かなりショックを受ける。まあ、でも例の店主はわたしたちの顔はぜんぜん覚えてない風だったので、またほとぼりが覚めたころ行こうと思う懲りないワタクシ。こんな目にあってもまだ行きたい。それほど美味しい。ああ、げに怖ろしきは食欲である。これから行く皆様、酒は必ず頼む、はしゃがない、わたしにアドバイスできるのはそれだけだ。健闘を祈る。仕方ないので、その近くの韓国料理屋でゴハンを食べる。まあまあ美味しいが心は晴れない。
 その後、「あるぽらん」に場所を移して、飲む。ここのココナッツミルクはなんだかやけに美味しい。阿佐ヶ谷にはほんと、いいお店が多い。いろいろ話していろいろ思う。公演終わって一週間目。

12月11日 Mon

 そして5本目の芝居は花組芝居「泉鏡花の海神別荘」。
 会場がラフォーレミュージアム原宿だったので、開場まで、ラフォーレ原宿でお洋服を見る。ま、眩しい。そして、なんてカワイイ。青いタータンチェックの巻スカートに一目惚れし、試着してみるが、もの凄い横幅に見えるので、即諦める。ああ、今年のスクールガール風の流行はほんとになんとかしてほしい。似合わないんだよ。さすがに30過ぎるとさ。
 さて、肝心の舞台。玉三郎版(見ていない)では、豪華なセットが話題になった「海神別荘」だが、花組版は、潔いほど何もない素舞台である。衣装も、ブランド物のスーツ、とのことだが、セレクションの問題か、着る人の問題なのか、ただの稽古着に見える。まあ、つまり美女役の加納さんすら、メイクもしていなければドレスも着ていない。素っ気ない男服なのである。で、出演者総出で奇妙な踊りを踊る。踊り続ける。1時間40分、殆どくねくねと踊っていると言っても過言ではない。で、フツーであれば、この舞台、どうよってかんじになりそうなものなのだが、実はとっても面白い。泉鏡花に非ずして泉鏡花の本質をつく、というかんじだ。鏡花だから、耽美。鏡花だから豪勢。なんてことがひとつもなくてもしっかりちゃっかり鏡花の世界だなあ、とちょっと感心してしまった。そして、連れていって下さった睦月さんが、誰かがセリフを噛むたびに、椅子から飛び上がらんばかりなったり、呼吸が停止してたりするのもかなり面白かった。まさに見守っている、というかんじだ。ご贔屓さんとはげに有り難きものなのですね。

12月10日 Sun

 昼間はBSML仲間の飯塚さんが主宰されているActネットワークのお芝居「髪をかきあげる」に。とても細やかな演出がなされていて好感を抱いたが、役者さんの力量不足が目立った気がする。前回の「お勝手の姫」がほんとうに面白かっただけに、少し残念な気がした。オーディションで役者を集めるという形式は難しいなあ、と思う。飯塚さんはとても誠実に舞台に取り組んでいらっしゃるし、それは詩森にとっていつでも勇気づけられる出来事ではあるのだ。
 夜はキヨタキくんと天然ロボットの主宰湯沢さんがやっているバンドのライブに。湯沢さんはなんと詩森の高校の後輩でもあるのだ。ライブとは言っても、楽器構成はピアノやアコーディオン、そして、湯沢さんは世界でも数少ないカウンターテナー、ということで、そこらへんのライブとはぜんぜん質感が違う。バロックでクラシックで耽美な感じを堪能。会場のスターパインズカフェを後にする。
 その後、キヨタキとお茶をした吉祥寺のファミレス「ジョイタイム」は紅茶が一杯170円、ハンバーグセットが370円(ライスとミソ汁をつけても480円)と激安。その分、場末感もかなりマックスである。この店はぜひ大場くんに教えてあげないとね、とキヨタキと意見が一致する。まあ、そんなこんなで週末も終わり。なんとこの週末だけで4本の芝居と1本のライブを見たワタクシ。いきなり全開だなあ。

12月9日 Sat

 今日の昼は燐光群。南洋クジラ部隊。なんだかえらくパワフルなお芝居だった。まさにオールクライマックス。クジラの骨を思わせる舟の造形がステキでしたわ。
 菅原さん(詩森夫)と待ち合わせして、洋服屋をぶらぶら覗いてから、旧知の友人イケガミアツコさんの独演朗読会へ。ほんとは明日の「化け物特集」が見たかったけど、今日しか予定が空かないので、今日駆けつけたワケだ。面白かったけど、やっぱり明日のが見たかったなあ。
 そういえば、菅原さん(詩森夫)がツモリチサトの6万5千円もするコートをエラク気に入ってしまい、クリスマス兼誕生日プレゼントとして買ってくれると言い張っていた。「高すぎるからいい」と詩森がキッパリ断ったにも関わらず、である。フツウ逆じゃないか?まあ、どうでもいいけど。
そんなこんなで夜寝ていたら、バーズアイビューのプリンス、ナオトくんから電話が来る。どうやら詩森がまだ来ていないと思っての勧誘の電話だったらしい。「ごめんね、もう見ちゃったんだよ」と芝居の感想などお話する。なんといってもプリンスなので、電話もただ芝居の話をしているだけなのに、意味もなくスウィート。つい「明日もまた行くよ」と言いそうになるが、それはさすがに踏みとどまる。深夜2時の出来事である。

12月8日 Fri

 昼間会社でDMのチェックとかしてたら、今日から日曜日の夜まで芝居を見続けないと全ての予定が消化できないことにハタと気付く。今日は家の近所でやっているバーズアイビューを見に行くことに。しかし、今日はあまりにダサダサの格好で会社に来てしまったため、一度家に帰って着替え、フルメイクまでする。別に芝居だからどうでもいいっちゃいいんだけど、なんか、オシャレしていかなきゃ、とヘンな義務感に駆られてしまったのだ。なんたって衣装が仕立てや工房でお馴染みのフューチャーアイズだしね。まあ、そんなマツゲばちばちの顔で、天王洲アイルに向かう。バーズアイビューはかわいいオンナの子とオトコの子たちでいっぱいの、「イマドキノセツナサ」についての物語。詩森は、ちょっとイイナ、と思ったよ。確かに、オリジナリティがどうか、というとどうかな、ってかんじもするけど、若い子の劇団が不思議と老成化していくなか、みずみずしくってなんだかいいじゃん、って。
 そこまでマツゲに力を入れたにも関わらず、終演後はナオトくんにも会わずとっとと家路に着く。途中、菅原さん(詩森夫)から電話が入り、大森の満州里でゴハンを食べる。セロリそばを食べたんだけどものすごく美味しかった。ここと池上の菜香楼がウチのメインダイニングなんだけど、近所に美味しい中華屋さんがあるのはいいことだな。家につくとまだ11時も回ってないというのに、ぐったり寝てしまう。感想メイル下さった皆様、今しばらくお返事お待ち下さいませね。

12月7日 Thu

 トラックで返しモノ、捨てモノ、いろいろやって、ナツメと軽く、しかしディープな反省会。夕方4時頃帰宅して、後は、寝る。ひたすら寝る。

12月6日 Wed

 千秋楽。ついに詩森の絶対値までは芝居がいかなかったのは本当に残念だったし、あまりに反省が多すぎて、オフがくるのが怖いくらいだけど、本番は終了。徹夜で飲んで、打ち上げて、ああ、20世紀が終わっていくなあ。

12月5日 Tue

 今日は平日マチネがある日。どうなることかと思ったら、70人くらいは人が入る。結構入るんだなあ。平日のマチネ。でも芝居の出来がしゃきっとしなかったので、マチネとソワレの間にカスパーと真綿の抜き稽古が入る。あと2回残して稽古やってるなんて、なんかバカみたいだけど、やはりね、ここは、やらないと。
 そんなこんなで夜はそれでもこの本番いちばんの出来。ああ、我ながら、なんてねちっこい性格なんでしょうか。夕ゴハンを美味しいところで食べようと張り切っていたシンゴ、せっかくの空き時間が稽古でつぶれ、意気消沈。仕方なく詩森と牛丼を食べに行く。290円。

12月4日 Mon

 稽古してから本番。稽古すると、本番がちょっと乱れる。でも稽古しないからと言っていい舞台になるワケでもない。難しいね。本番後にちょっとどうかと思うくらい激しいダメ出しがでる。こんなに詩森がシリアスな状況になるのも珍しいし、飲み会の席でみんなが芝居の話の話をしているのも珍しい。
 今日は終電を逃してしまい、しかし、タクシーで家まで帰る経済力もなかったので、大場くんの留守宅に泊めてもらう。この部屋の主人は外泊中なのである。しかもこの部屋、電気をつけるのに、コツがいるらしく、どーしても電気をつけることができない。しかもものすごく寒い。仕方なく真っ暗な中、眠る詩森。ああ、とことん、「彷徨」な芝居であることだよ。

12月3日 Sun

 今日も昼と夜の2回回し。このくらいになると劇場に住んでる気分だ。夜、何故か、安元と大場くんとお手伝いしてくれている渡辺くんがうちにとまりに来る。渡辺くんは新宿、大場くんは代々木上原、安元に至っては隣の吉祥寺、どう考えてもウチがダントツ遠いにも関わらずである。
 芝居が相変わらずぐずついているので、明日は稽古をすることに。頼むよ。ホント。

12月2日 Sat

 福岡から「飛ぶ劇場」の谷瀬さんが、大阪からおツさんと小原さんが、岡山からもお客様が来て下さって、なんだかスゴイ。今日の昼がここまでの芝居ではベストの出来。でもまだ先が見える。この芝居、なんとか化けないだろうか?

12月1日 Fri

 いよいよ12月。今日くらいからお客が入り出す。芝居は一進一退しつつ、よくなっているのだが、薄皮ひとつ破けない。なんだか悔しい。


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