ろばくん ROBA DIARY

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5月31日 Tue

 プラスティックの公式サイトの役者紹介のための写真を加工。画像を小さくするとどーしても眉毛がとんじゃったりするので、ちまちまドットで書き込みしたり、エッジを強調したり、人によってはアイライン入れたり、あと、今回は人工着色風にしたため、唇に色を入れたり、ええ、あんなものでも手が掛かっておりますのよ。
 今日から阿部様が稽古場入り。マスター役が決まらなかったりしたこともあって、ここまでやれるシーンが限られていたが、今日から一気に本格稼働。舞い上がってしまいそうだったので稽古予定表も作る。なにごとも計画的。6/17初通し、と書き入れる。なんとなく満足。よくも悪くも小役人体質の詩森。
 どーでもいいけど、振付する関係上、詩森も毎日アップしてたら、体型が変わってきた。稽古場での運動量なんて大したことはないけど、レッスンしだすと信号待ちしてても体を引き締めて立とうと意識が上がってくるので、一週間で体型が変わり出す。オナカの回りと顎とか胸、背中、人の体ってほんとに正直。ダイエットで体重落とすより、やっぱりこのほうがいいな。肩凝りも軽減するし。最初はヒーヒー言ってたアップももうちょっとハードにしたいくらいだ。やっぱり踊りまた習おうかな。バーレッスン嫌いだけど、せっかくやるなら、やっぱりバーのあるモダンがいいな。
 踊りといえば、ナツメちゃんはいくら理論的に説明しても、目の前で何度やって見せても、どーしても踊れないのだが、海がザーッと割れるみたいに、とか、ガメラが出てくる時の水面のように、とか言うと、いきなり踊れるようになることが判明した。もともと体のキレは人の倍くらいいいのだ。演出家は役者ごとに言語を持て、というが、なるほどこーゆーことなのね。というワケで、「ガメラ」とか、「トォーッてカンジ」とか、風琴工房らしからぬボキャブラリーの限りを尽くすワタクシ。時々ハッと我に返って悲しくなるけど、いいわ、やるわ。気にしないわ。そんなこんなで5月も終わり。6/17には初通し。誰がなんと言おうと通しますってば。

5月30日 Wed

 昼公演で青年団を見た後、稽古。
昨日の今日だからぜったい帰るつもりでいたんだけど、稽古が半ばを過ぎた頃、ギギーッとドアが開いたので、ふと見やるとそれは寺田くんとベースのよっちゃんであった。ひえーっ、今日は経堂の稽古場で寺田くんちの近くだから、来るかもしれないとは思っていたけど、今朝は何も言っていなかったから、油断していたのだ。昨日も飲んだ役者たちは当然のように帰っていき、西嶋くんと植村さんという昨日欠席組とよっちゃん、そして相手変われど主変わらずの詩森と寺田くん、というメンバーで飲みに行く。最近、寺田くんと飲みに行くたび「讃岐うどん」の話をしている気がするが、それはいったいなぜなんだろうか。楽しく飲んで今日はさすがに終電で帰る。それでも終電。やっぱり終電。あーこりゃ。

5月29日 Tue

 今日はスタッフミーティング。実務的なことももちろんたくさん打ち合わせすることがあるんだけど、なによりスタッフ・キャストが一同に会したところで、今回の芝居の背骨にしたい部分を確認しておきたい、という私のワガママで集まってもらったものだ。役者でもこれなかった人がいるし、スタッフさんも遅れた方とかが多かったので、まあ、全てが思いどおりとはいかなかったが、まあ、やりたいことはやらせてもらったというかんじだ。スミマセン。熱いヤツで。ええ、私は今どき、ちょっとどうよという熱い人なんです。照明の関口さんには、そのことでさっそくちょいとからかわれてしまう。この関口さん、詩森とは初手合わせなのだが、頼れる兄貴というかんじがステキで、風琴工房、特にテツムラの中で人気急上昇中である。
 そして、どういうわけだか寺田くん、音響の小島さんと朝まで飲むハメに。いや、ハメとかいうんじゃなくて自分が帰らなかっただけなんですが。朝方タクシーでふたりが帰った後、ひとりブーフーウーでお茶を飲み、始発を待つ。なにやってるんだろ。あたし。直接会社に行こうかとも思ったが、どうしてもシャワーをあびたかったので、命カラガラ家に帰る。なんか、こういうことがあると、稽古もたけなわってかんじがする。実際には、全然進んでないワケなんですが、少なくともイメージの中ではね。

5月28日 Mon

 今日は珍しく早く家に帰る。菅原さん(詩森夫)が岩手でイクラとウニを買ってきたというので、作ったオカズは青梗菜の鳥ソボロあんかけと豚汁、それから玉子豆腐。さあ、イクラだイクラだ、とパックを開けてみると、そこにあったのはどこからどう見てもスジコなのであった。「これスジコじゃん」と言うと、「えっでもイクラだってお店の人は言ってたよ」と口ごたえする菅原さん(詩森夫)。いやどう見てもスジコですってば。でもまあ、もちろんスジコだって美味しかったし、ウニは当然ものすごく美味しかったので、よしとすることに。でもなあ、イクラとスジコの違いがわからないなんて、いくら料理オンチとはいえ問題あるんじゃないのか??

5月27日 Sun

 今日は例の美青年、関根さんが稽古場初登場の日。
そしてこの無駄に美しい関根さんは、無駄にテンションの高い人だと言うことが判明したのだった。この新マスター、なぜかカウンターの中で踊っている。カウンターから外に出ても踊っている。いつでもなぜか踊っている。そうか、マスターはダンサー……ダンサーだったんだ。知らなかったよ。しかも全てのセリフで無意味に狙ってくる。相手役である宮ちゃん役の植村さんもついつい狙ってしまうタイプなので、彼らのシーンは陰謀の巣窟というかんじになってきた。ステキだ。しかも関根さん、ウロ覚えとは言え、もうセリフはいってる。なんてプロなんだ。しかも阿部からは、「もし私と関根さんを気に入ってくれたら、次は恋人役か兄妹役で使ってください」なんてゆー、怪しいメールが来る始末。まったく、そんな妄想を抱いているヒマがあったら、早く地方公演から帰ってこいっちゅーの。しかも、稽古が終わると疾風のように長い金髪をなびかせて帰っていく関根さん。今のところ演技になんの文句はないが、髪はぜひ切って美しいその顔がより見えるようにしてほしい詩森である。いいのだろうか。そんなダメ出し。いいに違いない。そんなステキな日曜日。

5月26日 Sat

 掲示板でも騒いでいた2001年府中の旅へ。詩森はいきなりお金をおろし忘れたり、せっかく買った競馬新聞をゴミ箱に捨ててしまったらしく、印を見ることもできないまま、入り口で配られるレーシングデータを頼りに競馬をするハメに。いいのよ。競馬はデータじゃないから。「オメデトウ」というとんでもない名前の馬の単勝をとった以外は、ちっともめでたくない戦績結果。がっくり。最も、一回に買う分量が300円とかなので、負けたと言っても2000円くらいだけど。なのにおくむらさんときゅうすさんは、なんだか結構な高額配当をバシバシ当ててる。まあ、そういうもんでしょうねえ。でも久しぶりの競馬場は美しく、大変に気持ちがリフレッシュしたことだよ。

5月25日 Fri

 稽古後、劇団ミーティング。例の膨大な作業の件やらその他いろいろ。こりゃあ6月は大変そうだわ……。衣裳とかそーゆーいつでも出来ることはどんどんやってしまおうと決意する詩森。あー、時間が48時間くらい欲しいよー。

5月24日 Thu

 今日はネオゼネレイタープロジェクトを見に行く。
のん気に飲むつもりでいたら、入り口のところで、今日は打ち合わせですよね、と八着に言われる。そ、そんな心の準備が。おかげで想さんやら、そのお仲間やらいろいろ知り合いが来ていたのに、飲み会の片隅で打ち合わせるハメに。そして、とある膨大な作業を八着から言い渡される。いや、それは、わかっていたし、もちろん、そんなことになったのもワタシのせいなんですが、それにしても、予測を超える膨大さ。泣いてもいいですか?と言いたい気持ちだ。でも泣くわけにもいかない。打ち合わせの後は、4月に出てくれた松岡規子ちゃんとキヨタキとわーわーしゃべり終電で帰宅。

5月23日 Wed

 ついに明かされる風琴工房の大危機。そして私たちはいかにしてそれを回避したか。最初に断っとくけど今日の日記は長いよ。
 それは今日を遡る10日前、そう、稽古初日のことであった。荷物のあまりの多さに音を上げた詩森、稽古場のある池の上の駅でナツメと待ち合わせる。荷物をナツメのガラガラに積み換えようと作業中(どーでもいいことだが、ガラガラに荷物を積んでいる時のナツメはかなりカッコいい。舞台の上でもあれくらいカッコよければいいのだが、ほんとうに無駄なところでカッコ良さを使い切っている気がしてならない。)、いきなり流れだす「レットイットビー」の調べ。そう、それは詩森の携帯であった。
 なんの気なしに出てみると、それは今回の公演に出演予定のとある役者さんであった。「稽古初日から遅刻かなー」などと思っていたら、それは欠席の電話、しかも、5月いっぱいは稽古に一切来られません、という驚愕の電話だったのだ。フツーそういうこと稽古初日に言うかよ。稽古日程表は一月近く前に渡され、スケジュールの相談は早めにお願いします、と何度も念を押したにも関わらず、である。しかもよくよく聞いたら、ちゃんと来られるのは6/16からでそれまではどうやっても2〜3回しか稽古に来られないと言う。しかもものすごく明るい声で。
 皆さんならこういうとき、どーしますか?詩森の場合、何も考えず、次の人を捜します。だって稽古場に対して示しがつかないし、第一自分がその役者と金輪際口をききたくない、という気持ちになりますから。そして、演出である以上、口をきかないワケにはいかないではないですか!
 すぐに人捜しを開始したけど、その役は大変難しい役で、しかも30代以上の男性希望。30代の男ひでりにあえぐ風琴工房にとって、大変な鬼門の役。詩森のコマなんてもうとっくに使い切っているし、なにせ今すぐカラダが空いてないといけないとなると、そりゃあもうタイヘンだよ、というかんじ。大急ぎでピックアップしたけど、その人たちは当然のようにスケジュールの都合がつかない、ピンチ。大ピンチ。芝居を見に行ったら、何より先に男性役者の次回公演の予定をチェック。スケジュールが合いそうな人でよい人はいないか、目を皿のようにして芝居を見る。でもそんなに簡単にはいかないよね。30代の男の役者。いない。いやしないよ。演技を見たことある人を丁寧にキャスティング、というのを身上としてやってきたけど、そんな場合じゃないみたい。なので、ついにやってしまいましたよ。客演してくれている役者さんに「心あたりはありませんか」、って聞く禁じ手をさあ。
 そしていち早く反応してきたのが、こういうとき誰より頼りになる女、そう阿部由輝子女王である。本番中でありながら、アタリをつけ、連絡先を教えてくれる。「きっとインテリで素晴らしいマスターになると思います」という推薦文付きで。しかも新しいマスターは「群舞も中心でイケます(阿部談)」というバリバリのダンサーでもあるのだ。
 そしてその方とお会いするのが、今日だったというワケである。
 稽古場にいらっしゃる予定だったのだが、遅れるとのことで下北沢の飲み屋で待ち合わせる。最初「眠亭」に行ったのだが、珍しく超満員。なので、「じゃんぷ亭」での待ち合わせとあいなったのであった。
 ところで「眠亭」を出ようとする時、詩森はものすごく美しい男性とすれ違った。婦女子であれば誰もが目を奪われるほどの美しい男性である。あーゆー人でも「眠亭」でラーメン食べるんだなあ、と「じゃんぷ亭」に向かうと、今、席を作っています、とのこと。待ち合わせが「じゃんぷ亭」に変更になりました、と、待ち合わせの彼に電話を入れる。と、彼は「わかりました。ではいまからそちらに戻ります」と言う。「戻ります?」それは一回「眠亭」に行ったと言うこと??雨の中で待つこと1分。向こうから歩いてくるのは、間違いない、さっきすれ違った超美形の男の人ではないか!!ここまで来てようやく、その超美形の男性が待ち合わせをした役者、関根さんであることに気付く詩森。気付かない。気付くハズないよ。阿部ちゃん。どーして、どーして、あのマスター役がここまで美形である必要があるのだ?インテリより先にどうしたって目がいってしまうその顔の美しさ、いかんともしがたいかんじだ。不自然だよ。ヘンだよ。さすが阿部ちゃん。
 結果から言うと、蟷螂を皮切りにBAJI WORKTHEATRE、万有引力、そして海津さんプロデュースの「毛皮のマリー」では全裸のダンサーと何か華々しいキャリアを持つその役者、ここまで演じてきた役柄もどうやら王子と美少年オンパレードのその役者、関根信二さんは無事出演して下さることになった。もちろんホッとしたし、キャリア的にもなんだか申し訳ないくらいの素晴らしい代役なのだが、何がナンダカわからないかんじになってきた今回の風琴工房ではある。これでもうビジュアル系と言い切っても誰も文句が言えまいて。なにせ全然美しくなくてもいい役まで意味もなく美形、そしてダンサー。イケル。これでイケルわ(何が?)。
 そんなこんなで、タイヘンなことにはなっていますが、アクシデントがおこるたび、わらしべ長者のように何かが確実にグレードアップする今日この頃。みなさま、どうぞお楽しみにして下さいませね。ほほほ。見逃せませんわよ。

5月22日 Mon

 バンドの練習を見に、相模大野まで。遠い。やっぱり遠いよ。相模大野。今日、スタジオにはテルミンがあった。アンテナに手を近づけるとビョーッとデジャリドウみたいな音を立てる不思議な電気楽器である。これがミニな割にはビヨビヨうるさく、そしてかなり面白い。あとフットのシンセもある。好奇心だけで構成されている詩森としては、触ったり踏んだりして遊びたいが寺田くんに怒られそうなのでじっとガマンする。もちろんスタジオ後は飲みに行ったが、先週の教訓を生かし、時計をちゃんと傍らに置き、11時38分の急行に乗れるよう店を出る。家に到着は1時すぎ。ところで今日山の手線の到着を待っていた京浜東北がちょっとだけ遅れたんだけど、大森駅でどこかのオヤジが「5分も遅れて、それでもお前らは電車賃を取るのか!!」と怒鳴り散らしていた。まあ、そりゃあ、取るでしょう、というかんじだが、応対していたのが頼りなげーな若い駅員で、そのオヤジの身勝手な言い分にかなり押されていた。ああいうのは、最後いったいどーなったのか、とその顛末がとても気になる詩森である。
 

5月21日 Mon

 稽古のことでココロをいれかえたら、今日は稽古はない日なのであった。たくさんやるべき作業はあるが、今日だけはリフレッシュのため、仕事の後は家でのんびりすることに決める。
 鍋いっぱいにポトフを煮て、食事。その後は「ゼルダの伝説」のお面取り。今日はカーフェイのイベントをする気力がなかったので、残ったお面のうち、軽くとれそうなモノにチャレンジ。まず海のスタラチュラハウスに行って巨人のサイフをゲット。深夜クロックタウンの北でバクダン屋の女将をスリのサコンから助ける。すると女将が「バクレツのお面」をくれた。そして、最後に3日目の深夜、マニ屋で「よふかしのお面」をゲット、という寸法だ。それにしてもバクダン屋の女将なんて言うからすっごいごっつい女の人を想像してたら、普通のおばあさんだったよ。さあ、これで残すお面はカーフェイイベントで貰える「太陽のお面」と「夫婦のお面」。いろんな細かいイベントをチマチマこなして、なんだかとっても大変なのに、最後の日にサコンのアジトでしくじるとまた最初からやり直し。どういうことなんだいったい。
 ゲームの後は「あいのり」を見る。今のメンバー、ちょっと愛着が持てないのは私だけなのか?それとも、まただんだんキャラが変わってついつい肩入れしちゃうようになってしまうのかしら。ま、どーでもいいけど。

5月20日 Sun

 家庭の事情でちょっとバタバタして少しばかり遅刻して稽古場へ。音楽は決まりの音じゃないから振付しちゃうワケにもいかないし、例の事情で稽古は進まないし、苛立ち絶好調。稽古終了後、でも、稽古場を作っていくのも演出家の仕事だよなあ、と大反省。自分の気分を稽古場に持ち込むなんざ、言語同断よね。次からは緊張感のあるビシッとした稽古にするわ。
 稽古終了後はシンゴと衣裳をチラッと見てから紀伊国屋サザンシアターに阿部由輝子ちゃんの出るお芝居を見に行く。関係者割引してもらったのに4000円。高いー。役者のレベルは高かったのかもしれないが、脚本も演出も詩森の好みの範囲を大きく逸脱しているので、ノーコメント。いわゆる演鑑向きってヤツではないでしょうか?そんなところ。

5月19日 Sat

 そんなこんなで怒ってたら菅原さん(詩森夫)の実家でたいへんなことが起こっていた。それもちょっと日記には書けないけど、かなりのおおごとである。重なるなあ。これから稽古も本格化するのにどーするよおい、というかんじだ。ま、なんとかするしかないんですが。
 夕方から利賀でご一緒したジンジャントロプスボイセイさんとの第一回ミーティング。来年とあるプロジェクトを進めようという話があり、その下話と親睦会を兼ねての飲み会が開催されたのだ。飲み会は駒場にあるステキなジンジャンさんのアトリエで。これがまた、年に何回あるかなしかの楽しい宴であった。しゃべってしゃべってしゃべりまくり、代表のナカシマさんの提案でエチュード合戦までする。都会派クール代表みたいに勝手に思っていたジンジャンさんは、やけにホットでたいへんに愉快な集団だったのであった。汲めども尽きぬ話と酒。よしっやるぞー、という気分になる。これは実現するとものすごく面白いことになりそうなプロジェクトなので、みなさん、どーぞお楽しみに。

5月18日 Fri

 風琴工房は客演の方も含め役者のNGが少ない劇団だと思う。稽古場に来ないやる気なんか信じない、が信念なので、NGを出しがちな役者さんや遅刻常習の役者さんは次からきっぱり頼まないし、はっきり注意もする。客演だろうがなんだろうが関係ない。特に本番直前の稽古でNGを出す人には、「それはどういうことですか?」などと真顔で聞いてしまう。それでも休む人は休むけど、心の狭い詩森はそのことを決して許さない。というか心は比較的広いほうだと思うのだが、そのことだけは頑固に許さない。嫌い。稽古にこない役者。今、本番中で稽古にこれない役者がふたりいるが、それはまた別。そんなことで激怒したりはしないし、実際、怒る必要も権利もない。そんな風琴工房で今、大変なことがおこっている。オオゴトすぎてここではとても書けない。そしてそれはまったくもってアンビリーバブルな気分になる出来事なのだ。解決したら、報復としてバッチリ日記に書いてやる、と蛇のような執念を燃やす詩森。身内の恥ですけどね、気にしないわ。ほほほ。
 美術の田村くんが稽古場に来たので美術の打ち合わせ。美術プランが決まらないと演出プランが確定できないので、そろそろなんとかしたいところだ。

5月17日 Thu

 横山裕子ちゃんが出演している楽園王の芝居を見に芸術劇場へ。夢遊病を扱ってたんだけど、ココロの問題だというのに何かが希薄な気がしてならない。ここのチラシにはちいさーな文字で主宰の思いのたけがビッシリ書かれてるんだけど、その印象通り多弁。説明につぐ説明。ココロの深いところに辿りつきたくてでも辿りつけない人が書いているお芝居のように、思ってしまう。それにしても音オペは最悪だった。詩森なら確実にブチ切れているな。オーバーラップ、フェードイン、フェードアウト、全てが間違っている。ボリウムもまるきり適正じゃない。その音のそんなトコで切っちゃダメでしょうが、ってところでブチッとカットアウト。ダメすぎる。人の芝居でも、ストレスたまるー。その上、エリックサティのジムノペティがかかった。間違ってかけたのかと思ったよ。ビックリ。
 それとは関係なく、夢遊病という言葉は私にとってどうしても甘美なイメージがともなう。私は恋をしたらいつも夢遊病になりたいと思うのだ。夢の中を歩いてでも会いたい人がいる。こんな私でも時にはね。ふふふ。今?それはナイショだな。

5月16日 Wed

 朝、3000枚の挟み込み、のち、作業。利賀で山の手事情社の奥林さんに「企画書の書き方」を教わったので、それを意識しつつ企画書を書き直したり、封筒をたくさんプリントアウトしたり、チケット作ってミシン目入れたり、断裁したり、ナンバリングしたり。ああ、果てがない。1月の脚本が進まないよ。でも単純作業は好き。早くやめたくてジリジリするかんじが好きなのかもしれない。
 夜、ナツメと電話で話していて、ついつい説教モード。ナツメちゃんは詩森の堪忍袋の尾を切るコツを世界で一番知っている人かもしれない。寺田くんなんかは稽古場で、「ああ、ナツメさん、また、詩森さんのこと怒らせちゃうよ」と思った次の瞬間、詩森が怒り出す、と言っていた。ある意味達人である。そのほかにも今日はいろいろ怒っていた気がする。稽古始めはいろいろあるのだ。そんなこんなで怒りのあまり、スペインの暴れ牛みたいになりつつ、午前3時就寝。

5月15日 Tue

 バンドの練習を見に相模大野まで。寺田くん以外のメンバーの住んでる場所の都合で相模大野なのだが、11時40分に店を出たら、新宿行きの急行が終わってた。急行がない、ということはとりもなおさず大森行き最終に乗り遅れたということで、しかもタクシーに乗るにはお金が足りないのであった。店に戻って借りることも考えたが、これで最終の各駅停車に乗り遅れたら、新宿まですら帰ることができなくなる。仕方ないので菅原さん(詩森夫)に窮状を訴え、起きて待機してもらうことに。しかも各駅停車なので、新宿までたっぷり一時間。途中でトイレに行きたくなるし、最悪だ。後で電話で寺田くんにそのことを言ったら、「でもさー、そっちに稽古行くようになって、しかも最終の稽古は小竹向原でしょ。相模大野組は、今回の俺たちみたく大変になるよね」と言うので、さっそくジョルダンで調べてみた。
 そしたら、あろうことか、相模大野組より詩森の方が終電が早いのだ。それはいったいどーゆーことなの。おかしい。いくら東京の外れとは言え、住所は大田区、23区内、しかもJR沿線なのに。なのに。なんだか釈然としない詩森である。それにしてもジョルダンと来たら終電がなくなると迷うことなく始発で乗り継ぎを表示する。そういうのは、もう終電はありません、とかきちんと表示したほうが酔っ払いなんかには親切なんじゃないのか。ま、いいけどさ。

5月14日 Mon

 うちの近所のマンション沿いの歩道に柑橘系の実のなる木があったのだが、そのマンションの外壁工事をするので、切られてしまった。詩森はその木が実の成る木だとは知らなくて、ある雪の日に雪の重みで木が下に垂れ、その枝にたわわに実った橙色に気付いたのであった。それからその木はそこはかとなく私のお気に入りだったのだ。
 切られてしまった場所に今日、新しい自動販売機が置かれていた。なんとなく寂しい気持ちになり、家に帰って菅原さん(詩森夫)にその話をしていたら、詩森の気付かなかった特殊技能がまた発覚した。というのは、詩森はかなりの広範囲に渡り、自動販売機がどこのメーカーのものかを暗記していたのである。会社へ行く道、稽古場に行く道、家の近所、駅のそば。つまり、飲料のメーカーにとてもこだわるため結果として暗記してしまっているワケだ。結婚当初「このメーカーの飲み物はイヤだから」と遠回りしてまで自販機のハシゴをする妻を訝しく思っていた菅原さん(詩森夫)も、さすがに驚き、散歩がてら記憶が正しいかどうかを確かめようということになった。その結果、家の近所にある10個以上の自販機について、100%正確に暗記していることが発覚したのである。しかも飲み物の名前とメーカー名をきちんと関連づけして覚えているので、自販機に書かれたメーカー名を見れば、どんな飲み物があるかわかり、飲み物を見ればメーカー名が言えるという始末。こうしてかんがえてみると、本当にムダなところに記憶力を使っているんだなあ、と悲しい気持ちになる。ちなみにナツメの家のすぐ近くにある自販機はサントリーだ。先週行った寺田くんが練習しているスタジオにあった自販機はダイドーである。
 そして、くだんの木のあった場所に設置された自販機もダイドーであった。ジョージア@コカコーラでなかったのがせめてもの救いだが、やっぱりお気に入りの自販機よりは、お気に入りの木のほうがいいに決まっている。そして、詩森の持論としては、日本中の自販機をなくしてでも、夏場にクーラーがなくってもいいから、原子力発電をやめるべき、と思っているのだ。これはホント。ヨーロッパには自販機なんて(パリの地下鉄に水の自販機がある以外は)無かったけど、ちっとも不便じゃなかったぞ。利賀だってそうだぞ。自販機がなくなれば、詩森の記憶力ももうちょっとマシなことに使えるかもしれないし。どうか。

5月13日 Sun

 稽古2日目。
 稽古終わってから、池の上の名店、台湾料理の「光春」へ行くも、5時半からだというので、近くにある池の上青少年センターのロビーで時間をつぶす。卓球台があったので、トーナメント戦をして遊ぶ。詩森は自慢ではないが、大変な運動音痴である。高校の頃のスポーツ祭で、他に出るものがないので卓球に登録したところ、ルールも知らず、第一サーブが打てなかったため、隣のクラスの男子から「サーブも出来ないなら出るな」と野次られたという暗い過去がある。なので、かなり気が進まなかったが、みんながやるというので、仕方なく加わる。思ってたよりは出来たけど、見事ブービー賞。でもさー、こんなもの、何が面白いワケ??そして、私に負けるなんて大丈夫なのか。サッカー少年石橋龍よ。
 5時30分になったので、光春に移動。今日のオススメだという「角煮」はほんとうに美味しかった。ご飯を頼み、それに残ったスープをかけて、汁の一滴まで残さず食べる。その他、空心菜、イカとセロリ、豚の腎臓、大根餅、ねぎ鳥そば。すべてどうかという美味しさ。ここのおじさんはなんともいえないいい人相をしているんだけど、ずっと私たちのテーブルのとなりで、「こんな美味しいものはうち以外では食べられない。台湾でだって食べられない」というような自慢話をしつづけ、息子さんらしき人に、早く仕事をしてくれ、と怒られていた。ダメオヤジだ。どうしてもダメオヤジに当たってしまう。それが風琴工房。それがシンゴとワタシ。
 家に帰って、久しぶりに「ゼルダの伝説」のお面取り。カーフェイのイベントは3日がかりの壮大な「わらしべイベント」なんだけれど、その最後でいつもしくじって「太陽のお面」と「夫婦のお面」が取れない。またあの融通のきかないポストマンと小粋なトークをしなければならないのかと思うと、涙が出そうだ。早く終わらせて西嶋くんから借りたファイナルファンタジーがやりたい。でも、公演前にそんなものはじめたら本当に死んでしまうかもしれない。そんな毎日。

5月12日 Sat

 10時になると同時にチケット予約が入りだす。なのに相変わらずチケット発売当日にようやく打ち合わせをする詩森とタービン。タービンが優秀だから、これでなんとかなっているが、他の人ではタイヘンなことになる。ああ、しっかりしてくれよ。あたし。
 チケット担当タービンによると、電話やFAXで、どんどん予約が入っているとか。詩森の手元で見られるのはインターネット予約だけだけど、確かに、いいかんじの出足ではある。この調子でどうぞよろしくお願いいたします。
 稽古開始、チケット発売開始、いろいろ一気に始動する、風琴工房。やるぜ。

5月11日 Fri

 明日のチケット発売に向け、公式ウェブサイトのテキスト直しやら、明日の稽古開始に向け、いろんな書類を作成したり、やら、明日のタービンとの打ち合わせに向け、必要なものを整理したり、封筒作ったり、大忙し。バナーも作る。アニメにしたいけど、とりあえずは西嶋くんの死体の顔を切り取って作る。で、深夜、まだ公式ページは出来上がっていないが、風琴工房サイトからのリンクを貼って、アップして、寝てしまう。公式ウェブ担当の菅原さん(詩森夫)、大抗議。でももうダメ。布団に入ったら10秒で寝てしまう。それにしても、菅原さん(詩森夫)のウェブ作リはどんどん上手になっていて、詩森が作っている風琴工房サイトとの技術格差が見過ごせないかんじになってきた。理系で更に絵の才能があるので、敵わない。cgiとかも自分でどんどん組んじゃうしさ。悔しい。詩森もちょっと技術向上に努めるか。それにしても、チケット、たくさん売れますように。パンパンッ(拍手を打っているらしい)。

5月10日 Thu

 劇団ミーティング。2時間以上に渡り、ムダ口も叩かず一心不乱に打ち合わせる。なにせ3公演分の制作が同時進行なのだ。9月の公演企画も提出しなければならないし、1月の資金繰りもしなくてはならない。詩森はプロデューサーなので、9月と1月の公演の企画・企業協賛などの算段に回り、残るメンバーで7月公演の実務を回す。8万枚あったチラシの行方ももうすでに4万枚近くが行き先決定済み。足りなくなるかもしれないほどだ。この機動力。制作集団といっても過言ではない私たち。打ち合わせていたら電話が鳴り、それはタービンであった。制作集団、などと自惚れていたら、今週末のチケット発売の件で受け渡すべきものをまだ受け渡していないことを怒られる。だめじゃん。ぜんぜん。チケット担当にチケットがまだ渡っていないのではねえ。
 メンバーで会ったのは久しぶりなので、楽しくなってしまいつい飲みに行く。女の子ばかりの飲み会は楽しいのだ。怜雅ちゃんの歓迎会という名目だったが、聞き上手の怜雅ちゃんに利賀での辛く苦しい体験を訴え、慰めてもらう。立場、逆じゃん。これじゃ。そんなこんなで夜も更ける。いよいよ稽古も始まるのだな。

5月9日 Wed

 DMようやく投函。家に帰って、昨年来から我が家でも世間的にも大ブームのゴーヤチャンプルで食事。ゴーヤ、美味しい。毎日食べたいくらい好き。作るのも簡単だし。ゴーヤといえば、中野のココナッツで食べたゴーヤスープが美味しかったので、ぜひマスターしたい詩森だ。
 そうそう、ちょっと前なんですが、5/1付けの東京新聞に詩森、大きく載っております。世田谷事件の特集記事、です。きちんと書いていただけたと思っております。機会があったら、ご覧下さい。それにしても、浅草の事件のレッサーパンダの帽子は怖いですね。

5月8日 Tue

 今日はバンドの練習を見に、舞台美術の田村くんを伴って、はるばる相模大野まで。スタジオ入るのは久々だけど、やっぱりココロ踊るね。曲は事前に聞いてあったし、音響プランも立ててあったので、生音で聞きながら、組み立て直していく。メインで使う曲は展開も複雑な変拍子で、これ、役者さん動けるの?そんな複雑なことになっちゃって演奏大丈夫?ってかんじ。でもやるよ。私の演出としての強みがもしあるとしたら、天性のリズム感とモダンパレエで身につけた身体感覚くらいなのでね。それにしても演奏しているミュージシャンはカッコいいよなあ。ベースのよっちゃんなんてまるで別人。そういや寺田くんが立ってギター弾いてるのも初めて見たしな。色っぽいよなあ。こりゃあ、役者陣ピンチだね。ま、役者陣がピンチってことは、詩森がピンチってことなんですが。
 帰りの電車の中では田村くん、寺田くんと「ダイノ・ワールド」に端を発した恐竜話で盛り上がる。プレシオザウルスがどうしても見つからない、というとすかさず「フタバスズキリュウですね」と突っ込む田村くん。小学校の頃買った「恐竜の世界」をいまだに大事に保管しているという寺田くん。みんなマニア。ただの子供。で、帰りのコンビニでやはりプレシオザウルスが見つからないので仕方なく、デュプロドクスを買って帰る。長いしっぽの美しさに胸キュンの詩森。そんなところ。

5月7日 Mon

 帰ってきたとたんのDM作業。ああ。もうウンザリ。名簿打ち込み。折り。封入。そして、ついつい今日もナツメと会うハメに。ま、やるしかないんですけどね。

4月6日 Sun

 朝、10時。家に辿り着く。
 義父母に、「ただいま帰りました。これから寝ます」と言って夕方まで眠り、ごはんを食べて、テレビちよっと見て、「おやすみなさい。これからまた、寝ます」と寝る。
 まあ、これ以上嫁としての評価は下がりようもないワケで、3年かけてここまできたな、と感慨深い。
 ちょっと見たテレビは「バスジャック事件」の被害者たちの1年、という番組。こーゆーのやるとやはりNHKは他の追随をゆるさないっすね。

5月5日 Sat

 午前中の発表はつつがなく。全体をディペート会場化していこう、という目論見は果たせそうだったんだけど、時間のこととかいろいろあって、まあ、つつがなく、というところで終わる。いろんな意味でちょっと釈然としないけど、終わったのは良いことだわ。
 その後は観劇とシンポジウム。
 で、詩森的には利賀のクライマックスとなるべきク・ナウカのマクベスで打ち上げる。これがね、賛否両論いろいろある芝居だったにも関わらず、詩森的には、大感動であったのだ。演劇としての出来はどう贔屓目に見ても良くないだけに、逆に、詩森が演劇に求めているものが何か、というのを叩きつけられたかんじ。つまりマクベス役の阿部さんに尽きるのだ。舞台の上の阿部さんは、この舞台さえやり遂げれば、死んでもいいと思っているのではないか、という錯覚さえ、こちらに起こさせる。丁度橋かがりのところで、じっと虚空を見つめるマクベスの目の前に私はいたワケなんだけど、その目はもう、現世なんて見ちゃいなかった。あれを見ちゃったらね、コンセプトがどーのこーの、なんて洒落臭いだけ。観劇後、ナツメが魚人帝国のことを引き合いに出していて、「おお、それはそうだな」と思ったけど、その熱と、とてつもない冷えた孤独、私はやっぱりそれを見たいよね。演出として、そこに反応できる細胞を持っていたい。この後、いくつ年を取っても。もしも権威を手に入れたとしても。これよりも自分の頭の中にある小さな王国が大切になってしまったら、きっぱり芝居はやめたいと思う。
 観劇後は宮城さん、安田さん、交えて、反省ミーティング。シビアな話あれこれ。急遽、ク・ナウカ、バスに乗せてもらえることになり、急ぎ荷物をまとめ、誰にも殆ど挨拶出来ぬまま、丁度ロビーにいたフラジャイルの小里さんとキャブドライバーの平良くんに「東京で私のために打ち上げをするから」と一方的に言い放って、ナツメとふたり、車上の人に。ああ、結局、ボルカノで馬鹿話はできなかったな。楽しみにしてたのにさ。残念。
 こうして、今年の利賀も終わり。明日から、公演への日々が始まるワケだな。
 

5月4日 Fri

 午前中が発表会だったのだが、我が分科会には悲しむべき出来事が起こった。あまりの出来の悪さに怒りだした人々がいて、明日までに発表のやり直しを命じられたのだ。ひゃーっ。どこからどう考えても、詩森のディレクションミスと司会の下手さが原因なので、ここまで「のんきな母さん」を決め込んでいたリーダーとしては、かなり責任を感じる。明日までになんとかしなくちゃならない。でもまあ、「切実さが感じられない」「レベルが低い」と指摘された点はある意味正しいが、ある意味間違っていて、ちゃんとやるべきことはやっていたのだから、発表はダメだったけど、全てやり直しではなく、まとめ方を変えればいいだけなのである。カヤさんという女性が詳細なメモを取っていてくれたこともあり、作業はスムース。「制作の仕事はめげないことだよね」と励まし合いつつ、また5時30分まで作業。
 今日の夜はボルカノで楽しく飲みたかったのに、分科会以外の人ともたくさん話したかったのに、それだけが残念。ま、自分の責任なんですが。
 今日のメインイベントはスイスのカンパニー「テアトロ・マランドロ」。ヨーロッパのカンパニーだから、コンセプトを見極めるためにも俯瞰で見たほうが良いでしょう、という判断で上のほうで見てたんだけど、これは大失敗。コンセプトばかりが演劇ではない、という流れがヨーロッパでも出てきて、その一派なのだそう。プリミティプなカンパニーの魅力を堪能するためには、ぜひとも下の方で見るべきだったワケだ。残念。

5月3日 Thu

 今日は吉井さんへのエキスパートインタビューの日。司会が苦手な詩森はそういう仕事から逃げ回っていたので、唯一自分で司会・進行しなければならない仕事である。パネリストや講師としての体験も豊富な吉井さんには、下手なインタビューは逆に邪魔だと判断し、レクチャー形式にしてもらっていたので、詩森はただ、隣で吉井さんに説得される村役場の役人さながらに、感心しつつうなずいているだけ。まあ、それもコンセプトのうちということで。(ホントか?)
 明日は発表なので、分科会は最後の追い込み。朝の5時30分まで。なぜ、こんなに大変なのか。結局こんなに大変なのか。
 

5月2日 Wed

 人見知りの詩森も少しづつ始動。話してみたい人のところに行ってちょっとづつ話す。人見知りと言っても絶対信じてもらえないけど、実際は大変な人見知りなんですってば。
 ク・ナウカの久我さんにインタビューしに行ったら、詩森と久我さんの雑談みたいになってしまった。ここには書けないオフレコトーク炸裂。ゴメン。分科会のみんな。今回、インタビュアーは担当割して全員がやるようにしてみたが、例えば、P4の沿革とか、宮城さんがク・ナウカ以前に何をしていたか、というような、基礎的知識が欠けているため、かなりトンチンカンなことともなり、リーダーとしては冷や汗ものだ。でも体験値をちょっとでも積むことが制作という仕事は大切だ、と思うので、そこはジッと耐えつつ、たまにフォローを入れつつ、やってもらう。
 個人的には青年団制作の沢藤さんが、文化人類学的なところから、制作業務へと入ったというお話が非常に面白かった。制作の人の話なんて、はじめてこうやってジックリ聞くわけだけど、どの方も「自分の言葉」を持っている。いちばん出来そうで出来ないことだよな。心から見習いたいと思う詩森である。

5月1日 Tue

 まずは3カ年計画についての検証である。運営委員は俎上にのせられ、自己紹介兼ねていろいろ質問を浴びせられたりするのだが、3年後のイメージなんて、正直わからない。将棋が苦手というように、先を読んでるヒマがあったら、今この時のことを考えたい詩森。将来の見通したって、1年くらいが限界だよ。まあ、でも、苦手なことだからこそ、やる意味もあるんですけどね。そんな風琴工房、去年の今頃に比べると動員は1.5倍くらいに伸び、演劇界の知り合いは10倍くらいに増えた。いいことか悪いことかはまだ解らない。私の欲望はたったひとつ。いいお芝居がやりたい。自分を納得させることができるくらいスゴイ芝居を。動員なんて増えたってねえ、つまんないのよ。やってる芝居がつまんないと。
 今日は芝居がない日なので、一日分科会であった。詩森の担当は制作育成。なのでP4の方やらその制作の方やらにインタビュー。合間を縫って勉強会。息つく間もないかんじ。これでいいのかしらね。まあ、でも夜中まで話すワケだ。マジメなんで。ええ。もうホントに。
 夜はボルカノで、エキスパートインタビューする予定の演劇人会議の吉井さんとぎっちり話す。いやもうスゴイね。豊富な知識、そして弁舌の鮮やかさ。そして思ってたより「熱い」人だった。見た目はクールそうなのに。好感度、大アップ。この「熱さ」伝えたい。
 下手に知ったかぶりしないで、今ボルカノで聞いているそのかんじがそのまま聞く人に伝わるインタビューにしたいものだ、と方針を固める詩森。伝わりますように。


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