| 9月30日 シアターカフェ |
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終わって最初の日くらい休めばいいのだが、ここで休んでしまうとかえって来週からの稽古が辛くなりそうなので、今週もなんだかんだと動き続ける詩森。江古田のストアハウスまでシアターカフェという評論を目指す方たちの集まりに顔を出す。今日は燐光群の坂手さんがゲストなのだとか。「屋根裏」についての話だったんだけど、受講者の方たちからの質問が「○○さんの○○という著作からインスパイアされましたか?」みたいなものが多く、しかも、それを聞くと、なんとなく満足そうに質問がついえてしまうのも不思議なかんじで、ふーん、そんなことが聞きたいんだ、などとちょっと意地悪な気持ちになる。もしわたしが坂手さんの立場だったら、もし読んでいたとしても、「読んでません」とか「いま初めて聞きました」とか言ってしまうと思うんだよね。ネタ元さがしみたいな質問って、創作者に対する態度としては実は失礼なことだと思うんだけど、そういうのって意外なほど多いものなのね。ここでは語られなかった言葉、誰かの中で留まっている言葉の中にわたしたちにとって貴重な言葉があるといいな、と思いつつ会場をあとにする。 シアターカフェを紹介してくれた小里くんとミスタードーナツでお茶してから帰宅。 |
| 9月29日 千秋楽 |
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今回、客席にはたぶんたくさんの「くう」がいた。風琴工房の宿命みたいなものだ。今日はたぶん内容がシンクロしすぎてしまったお客様のひとりがケイレンを起こしてしまった。恋人がいっしょに来ていて、ふたりは物語から抜け出てきたひとみたいに寄りそい、彼女の嵐のような時間が過ぎるのを静かに待っていた。その時間が過ぎると彼女はアンケートを書き、帰っていく。ロビーで彼女のからだを抱きしめる。とくに気の利いた言葉も浮かばない。わたしは間抜けで無能な「りく」だ。そんなコミュニケーションは「演劇の可能性」なのだろうか、それとも「そんなの演劇じゃないよ。宗教じゃん」と切り捨てられていくようななにかなんだろうか。どちらであっても千秋楽のロビーでわたしはみしらぬおんなのこのからだを抱きしめる。そばには彼女の恋人がほんとに「世界の果ての信号機」みたいに立っている。あなたに届くものが書けてよかった。でもあなたの苦しみを「お菓子みたいだ」とおもうたくさんのひとにむけてもわたしは言葉を書いていくから。いまはまだ相も変わらず拙くて、うまくいかないことのほうが多いけど。そこにこそ届かせるための技術やちからを身につけたい。そう思う。 そしてこじんまりとした打ち上げ。打ち上げはいつでも早く帰りたいと思うし、なにが楽しいんだろあの人たち、と辛い気持ちになるけど、今日は何年ぶりかにそんなことのない打ち上げだった。いろんなことをわけあった公演だった。俳優同士、俳優と演出、音楽家、スタッフ、受付やトラックの運転の人まで。大切にしてもらった。やさしいだけではない言葉を切り結びながら。幸福な公演だったと思う。肉体訓練を行ったあとで、昨日思ったことを話した。そんなこと本番直前に言われても困るだろう、というような抽象的で精神論的な演出家としてはそうとう無能な言葉を、舞台の成果としてうつくしく結んでくれた今日の2回の公演をわたしは忘れない。きてくださったみなさま、関わってくださったみなさま、ほんとうにどうもありがとうございました。 |
| 9月28日 5日目 |
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「病の記憶」に出てくれるグリングの杉山さんとバズノーツの増田さんが来てくれた。いろんな人が混ざっている酒席は最初どうなることかと思ったが、杉山さんの意外なほどの座持ちのよさに支えられ盛り上がった。しかし問題は杉山さんが現在足を折って入院中だと言うことである。いいのか。そんなに飲んで。いいのか。それなのに2軒目行きましょう、なんて言って。11月には妻役の松岡とふたりで「それはだめです」とタクシーに押し込み強制送還。これにブラスreset−Nの久保田さんもいるという「セルロイド」チームの酒席に思いを馳せ、暗澹たる気持ちになる。まあ松岡に任そう。きっと松岡ならやれる。もしくはともにどこまでも堕ちていくことができる。そして家に帰り、芝居のことなど考える。今日のソワレはなにか現実感がなくて、それはなんでだろうと考える。また少し考えが進む。あしたまた俳優にそれを伝えよう。 |
| 9月27日 4日目 |
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今日は少ない客席ながら詩森にとっては大切な人ばかりが来てくれる。なかでもマサトさんというひとは詩森にとっていつでもいちばん見てほしいひとなので、風邪を押してきてもらいほんとうにうれしい。言葉にこめたニュアンスすべてを詩森が書いたとおりの意味でうけとってくれる。もちろんそんなお客さんばかりではそれはそれで困るんだけど、せめて世の中にひとりくらいはそういう人がいてくれたっていい。終演後のロビーで言葉を交わしているとそれだけで癒されかつわたしという存在が甘やかされているのを感じる。ので、思い切り甘やかしてもらう。ダメなワタクシ。まあでもたまにはね。飲み屋では今日は観客として来てくれた山田さんが、「ぼくは今日帰ってできるだけたくさんの人にみてもらえるように宣伝するつもりです」と言ってくれる。そしてすでに見た方から感想のメールをいくつもいただく。貴重でたいせつなことばをたくさんもらう。ほめてもらうことがうれしいというのではない。きびしい意見だってもちろんあるし。けれど物語の中心をこんなにもきちんと受け止めてもらったことに感謝したいと思う。そんなことはなかなかない。否定されたり、けなされたりするより、ほめてもらいながらも遠い気持ちになることのほうがある意味キツイ。稽古のときからわかってはいたけど、わたしはいまわたしにとってとくべつな公演を行っているんだと思う。戯曲のできがいいワケでも俳優の演技レベルが高いワケでもない。けれど、ここからさき演劇をつづけていくためのほとんうにたいせつな公演をやっているのだ。そう思う。 |
| 9月26日 3日目 |
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劇場入りして俳優と話す。本番は緊張感のあるものになった。ああ、やっぱりこのことが原因だったんだ、と思う。わたしたちが「砂場」と呼ぶほうのパートはまだ初日あけてからわたしたちの期待値まで行っていない。最低ラインはクリアしているけど、最低ラインしかクリアしていない、というのは俳優自身わかっていて、今日は劇場前の路上でその俳優と話す。ここ2、3日、役の性質もあるけど、何か別の集中をしていたかんじのするその俳優は、久しぶりにスッキリとした顔で友人との待ち合わせ場所に向かっていった。明日はいいものになるかもしれない。そんな気がする。居酒屋では別の俳優とじっくり話し。そういう演劇のつくり方はいまどきやらないのかもしれないけど、わたしたちはそんなふうにつくるのだ。言葉を酌交しあいながら、みえないものをつくるのだ。あしたこそは。と思いながら。 |
| 9月25日 2日目 |
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出来が悪いということでもないけど、ピリッとしないな、とは思っていて、それはなにが原因かな、と考えていた。今日家に帰ってきてから、あ、こういうことなのかな、というのにコツン突き当たり、ああ、そうか、そうなんだ、と思う。あした俳優にはそのことを伝えよう。肉体訓練にも付き合おう。もっともっと俳優と話そう。演劇のことだけ考えよう。とはいえ、客入りはそうとうにシリアスなことになっている。なので生まれてはじめてくらい「来て下さい」のお願い電話やメールなどしてみる。いや「来て下さいね」のメールはするけど、ここまで「助けてください」ってかんじのものがはじめてってコトなんだけど。ほとんどの人がビックリして返信してくれた。ありがとう。ホントにアリガト。 |
| 9月24日 初日 |
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いろいろトラプルがあり、会場ギリギリまで作業して本番。間に合ったのは優秀なスタッフのオカゲである。照明の木藤ちゃんにはいくら感謝しても感謝したりないかんじ。そのほか、的確な仕切りでゲネもやらせてくれた舞台監督の八着、少ない人数で受付回りをオペレートしてくれた小里くんと山田さんはじめとする受付スタッフにも感謝。初日乾杯して家に帰ってから、ドッと今日の緊張感がぶり返し、疲れているハズなのに、ぜんぜん眠れなくなってしまった。まるで旗揚げ公演のように人手が足りない。と書いてから、旗揚げ公演なのかもな、などと思い返す。そんな初日。 |
| 9月23日 小屋入り |
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小屋入りである。日記なんか書いてる場合じゃないくらいタイヘンだった。 |
| 9月21日〜22日 終日稽古を |
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していただけ。最後の通しはいい通しだったように思う。 |
| 9月20日 成増というところ |
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ところで現在の稽古場は成増というところだ。もうそれはドコってかんじなのだが、ようやくその場所にも慣れてきた。永代リバースポットはほんとうにいい稽古場なのだが、芝居がよく見えてしまうのが問題で、やはりこういう拡散する空間で見るとアラが目立つ。それはやっぱりいいことなので、今日も一日、ほとんど休憩も取らず稽古。夜ゴハンの休みをちょっと長めにとっただけ。でも最後まできちんと返せた。精神論みたいなことから転換の時のスローの歩幅や質感、小道具の処理等まで。細かく。俳優と話してテキストの一部を改訂することも決める。今回、わたしのディレクションが隅々まで届いたものをお見せできると思う。俳優のせいにしたり、スタッフのせいにしたりしなくてすむことが嬉しい。これでダメならそれはわたしの問題である。それにつけても集中しきって真剣に稽古しているのでつまらない日記でゴメン。 |
| 9月19日 Thu そして稽古は続く |
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今日も日中は音響の仕込みでたいへん。音響さんがほとんど当日と同じ状態で機材を持ち込んでくださる。その間私達は作業。廃工場と思われる稽古場で作業しているとほんとマニファクチャーな気分になる。音響仕込みが終わった時点で稽古に切り替え。昨日の通しもボケボケだったし、わたしも含め、稽古に飢えている状態だったので、ほとんど休憩も取らずシビアに返す。話す。返す。話す。返す。その繰り返し。水が染み込むようないい稽古になったと思う。 |
| 9月17日−18 詩森と皆木くんの終わらない夜 |
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朝、スズナリに1500部のチラシを届け、会社に行き、夕方1000部の挟み込みを駅前劇場で。そして本日は制作ワークショップの最終日。元ナイロン100℃の制作で現在は劇作家協会につとめてらっしゃる勢藤さん、そしてオフィスコットーネの綿貫さんが今日の講師。本日のお題は「制作者の心のケア」。人前で笑っているが実はだれより癒されたいのは今日の詩森だ。やってもやっても仕事が終わらない。途中、進行に対する受講者からのクレーム等もあり、最後なのに気持ちよく、とはいかなかったなのが残念だったが、講師の方はとても魅力的でそれぞれに「ファンになりました」というアンケートがあるなど、全8回の中でも異色の回に。詩森も勢藤さんの笑顔と「デキル女」と演劇界で評判の綿貫さんの意外なほどの可愛らしさにちょっとクラクラに。今回、いろんな制作者の方にお会いしたけれど、ひとつ言えるのは、みなさんほんとうにステキでいわゆるキャラが立っている方だった、ということ。デキル制作とは実務面だけではなく、やはりどこか劇団の看板として公演の看板として、きちんとした芯を持ってらっしゃるのだね。それにつけても主宰兼務プロデューサーだというのに詩森のこの地味っぷり。なのに裏腹にどうにもめだってしまう名前。なんとかしたい。どうやればなんとかなるのかは想像もつかないが。 はじまる前は8回もあり、なんでもできるような気がしていたが、3時間の講座8回で何かを伝達しきれるほど制作の仕事は甘くなく、詩森のノウハウも不足していた。次ぎにやるなら、劇団をもう少し知名度を上げてからやりたい。こんな弱小劇団の主宰者が制作ワークショップとは、なんて言ってもあまりに説得力がない。お疲れ様のビールをちょっとしてアゴラを後にする。 そんな詩森を実は待っている人がいた。時間は夜の12時30分。山手通りで深夜の密会?!である。受講者であるreset−Nの秋本さんに「王子様を待たせてあるんです」と言ったら本気にしていたが、その密会の相手とは、ルックスだけならまさに王子と言っても差し支えない皆木くんである。詩森と皆木くんは明日からの全日稽古入りに向けて今日中に制作を手伝ってくれる三村嬢の家までチラシ3万枚、小里くんちまで1万枚、運ぶという特別任務があるのだ。深夜なので道は空いていたが、詩森邸からチラシ4万枚を運び出すのがまずは笑ってしまうほどタイヘンで、それから三村さんのところで3万枚、団地の5階まで運びあげるのがまた死にそうで、最後の小里宅に着いたのは深夜3時をとっくに過ぎていたのだった。用事のメール等すませ、明け方就寝。 そして朝7時30分に起きて、劇団倉庫、吉川家、ネクストと回り、本日から全日稽古をする成増の稽古場へ。ふー。タイヘンだー。しかも夜通しだし。しかも小里くんからは昨日まで使っていた門仲の掃除がいき届いていないと怒られた。なぜか「日記上で反省しておけ」、と言われたので、一応、「反省しました」と日記には書いておこう。 |
| 9月16日 Mon 票券管理者の悲劇 |
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ここ2、3日、ノベルティグッズを試作していた。共通券をお買い上げの方に差し上げるというノベルティである。風琴工房である以上、既製品に名入れする程度でお茶を濁すワケにはいかない。かなりのプレッシャーだったが、いいアイデアが浮かんだので、ほとんど徹夜続きで作成していたのだ。結果から言って、「共通券にしてヨカッタ」と思えるモノが出来上がりそうだ。共通券を買ってくださった皆様。どうぞお楽しみに。そして衣装も仕上がった。素晴らしいできである。桂子ちゃんの完璧な仕事ぶりに頭が下がる。そしてあまりにかわいくて恥ずかしい。こんなに恥ずかしい風琴工房は久しぶりだ。今でこそ硬派な社会派と言われる風琴工房であるが、旗揚げの頃は、おレースとおリボンでしかもなぜだか社会派な劇団であった。だいたい主宰の詩森からしてあと一歩でピンクハウスみたいな服を着ていたのだ。アタマは当然ロングのソバージュ。なんだそれは。ファンシー嫌いなので、最近は徹底してそういう要素は切っているが、もともとはファンシー方面に才能がある詩森。そんな詩森がデザインした今回の衣装。いったいどうなることやら。そう言えばユニークポイントの山田氏が仮縫いを見て、「たまらないね」と言っていたっけ。 今日は門前仲町の最終日だったので、オーナーにして票券管理の小里くんが来たのだが、大道具に使うとあるモノに興味をしめし、すごく嬉しそうに乗ろうとしたのはいいが、イキオイあまって転落していた。しかも嬉しそうな笑顔のままで。「演技の一アイデアを伝授したんだ」と粋がっていたが、そんなアイデアどうあっても使わないので、ただ無駄に落ちただけだ。面白すぎる。さて票券管理者が落ちたこの大道具とは何でしょう。答えは劇場でお確かめ下さい。 |
| 9月15日 Sun ウォークラリー |
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そして本日は衣装と小道具の最終調達日。黒崎と皆木くんを連れ、下北沢から笹塚まで歩き、更に新宿、そして門前仲町へ。この間お茶もご飯もなし。でも衣装も揃い、懸案の○○○○も見つかったのでほんとうに嬉しい。この○○○○が見つかった過程にはものすごく面白い話があるのだが、ネタバレになってしまうので残念ながらナイショ。そして通し稽古。この時期にこんないい通しができることは確かに稀だが、だからと言って観客のように泣いたあげくの果てに演奏をトチる音楽家、寺田氏は油断しすぎではないだろうか。しかも終了後、「だってさー、泣くと握力が落ちるんだよね」だと。いいのか。寺田。そんなことで。せっかくクールな外見なのに、意外と涙もろい男。それが寺田英一。しかも「ぼくも今日は涙が出てしまって」と出演者である皆木くんまで泣いていたらしいのもどうか。でもまあ皆木くんはここ2日ほどほんとうにカッコいいのだ。このまま本番もぜひカッコよくいてほしい。そして本番は寺田くんにもクールに決めて欲しい。切に祈る詩森だ。 |
| 9月14日 Sat 我ながら |
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今日はすごい鉄人ぶりだった。朝、寺田くんと待ち合わせて、大道具の椅子を借りに行く。これはスゴイよ。カッコいいよ。値段もすごく高いからね。傷つけたら弁償できない。なんつーても○○○○ですからね。それから、狛江までまたも大道具関連のとあるものを見に行く。5メートルほどの巨大なものだ。それが何かは企業秘密である。その後、「紅王国」。5分ほど遅刻し、終演とともにダッシュで遁走。新宿のオカダヤに衣装の付属品を買いに行く。ボタンやらバックルやら。そのあと門前仲町で稽古。何が鉄人ってこの行程を狛江以外全て自転車で行ったということだ。新宿から門前仲町30分にはさすがに自分でもあきれたことだよ。 |
| 9月13日 Fri 何をしていたのだろうか |
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ようやく「箱庭」に専念。ああ、しあわせ。 |
| 9月12日 Thu ピースワンデー本番 |
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朝、会場の最終下見。舞台監督と打合せしてから会社に行って、シアターアプルまであの凶器のようなチラシを2000枚運び、そしていよいよピースワンデー本番。イベント企画と思えば地味ともいえる朗読。無芸なわたしたちだが、もっとイベントっぽい企画だってやろうと思えばやれる。でも面白ければいいってものでもないと思ったんだよね。楽しみに来ていたお客様には申し訳ないけれど、わたしにはそれより大切なことがあったので、今回ばかりはそれでいい。俳優たちもよくがんばってくれたと思う。そして何よりふたりの作家の方には感謝。 |
| 9月11日 Wed ピースワンデーの稽古 |
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ピースワンデーの稽古。「箱庭」の稽古を取りやめて、全ての段取りをジックリと。 |
| 9月10日 Tue さて本日は。 |
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オフィス・コットーネで来週の制作ワークショップの打合せ。のち、高津まで小道具、大道具を借りに行く。それから家に一回帰り、荷物を抱えて駒場アゴラ。制作ワークショップ。もう今が何時で自分がどこにいるのかわかりませんわ。 |
| 9月9日 Mon ベトナム・カレー |
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人がどうしても手配できなくて、1800枚の折込にひとりで行こうとしていたら、ピースワンデーのテキストの件で会う予定だった小里くんが見かねて手伝ってくれた。ところが、ペースが信じられないくらい遅く、飽きてしまったらしい小里くんが下らないことばかりを言うのでそれはそれでたいへんだった。しかもわたしの受け答えが凡庸だと言って苛めるのだ。そんなこと言われてもね。その後、ベトナムカレーの店でピースワンデーの打合せをしつつベトナムカレーを食べ、ベトナム、行きたいんだよね、などと話す。箱庭の稽古の後、ピースワンデーの稽古。本日は全員集合。はー。たいへんだなー。 |
| 9月6日〜8日 合宿 |
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合宿に行った。ユニークポイントの山田さんの山の家である。正確には山田家が所有する山の家。なんだそれは。でも別にユニークポイントの合宿ではなく、風琴工房の合宿である。忙しくて仕事が終わらなくて、(例のダビングのための)ビデオとビデオカメラをトランクに詰め出発。気の毒すぎる。ワタシ。箱庭の舞台みたいな小さい木の家。いい稽古ができた。詩森は稽古以外はどこもいかずにゴハンばっかり作っていた。これがすごくストレス解消になった。野菜もたくさん食べたし。ほとんどの食材を食べきって、ビール飲んで、お菓子も食べて、それで食費は3000円。ああ、みんなで暮らすといいのかも。それにしても運転してくれて稽古の間はずーっと昼寝して、たまに思い出したように走ったりしていた山田さん。いい人だ。しかし、そんな山田さんは、帰り際わたしたちがひっそりと「風琴山房」と家に署名した事実を知らない(嘘)。そんなこんなで命の洗濯。でも仕事は更にたまった。なんてことだ。 |
| 9月5日 Thu 通し稽古 |
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そして今日は通し稽古。ラストなんか一回しか練習してないし、まだ出来ていないシーンもあるけど、時間も計りたいし、照明の木藤ちゃんも来てくれたし、半ば無理やり。大きな問題もあったけど、この時期の通しとしては出色の出来栄え。ダメだった部分も俳優の間できちんと共有されているし、俳優同士のコミュニケーションも取れている。こういうことを現場で感じるのは久しぶりだ。近しい公演では「麒麟草」がいちばんそんなかんじだったけど、あの時は今中心となってくれている松岡や吉川ともまだある距離の中で演劇を作っていた。今でももちろん距離はあるが、それは演出と俳優としての健全な距離感なのではないかと思う。このわたしたちのカンパニーとしての歩みがお客様にどう受け入れられるのだろう。客演を華やかに配した公演に観客が集まる風潮がある。マスコミにだって取り上げられ方がぜんぜん違う。しかし、燐光群の「屋根裏」がそうであったように、シャンプーハットの「蝿男」がそうであったように、カンパニーだけで作る公演により密度の濃さを感じるのは私がカンパニーに拘る主催者だからか。 そして今日のピースワンデー稽古はユニークポイント組。そう言えばここも最近カンパニーになったのである。実際俳優に読んでもらってみて、山田さんの脚本というのは極めて優れた上演台本なのだと気付く。黙読したときより、俳優が声にしたほうがずっと面白い。その点詩森の脚本はダメだよなー。声にしても読んでも中途半端。まあ、でもウチのピースワンデー稽古も地道にやってますわ。そして明日からは合宿。怒涛だなあ。 |
| 9月4日 Wed ギターの調べ |
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今日から寺田くんと合同のケイコ。ああ、やっぱり寺田くんのギターの音はきれいだな。たまに間違ったりしてるけど。キッカケとか落とすタイミングがほんとうにデリケートで、どんな音響オペレータよりやっぱりわたしの好みだ。いつも仲が悪いところばかり見せつけているので(実際仲も悪いけど)たまには褒めてみました。そして風琴工房の俳優たちのスローモーションの行き届いてなんと美しいことよ。そうか。これが半年継続して同じことを稽古するってコトなんだ。いつもならものすごく時間がとられる音楽との稽古がどんどん進む。これからもやはりやりつづけなければ。誰になんと言われようともな。 その後、ピースワンデー。今日はフラジャイルチーム。難しい脚本だとは思っていたけど、思った以上にやはり大変。リーディングと芝居ってぜんぜん違うんだな、と実感。どうしたらいい? 夜中、ピースワンデーの件で小里くんと激論。まさしく字の如く。 |
| 9月3日 Tue そして今日もアゴラへ |
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ワークショップ。平田さんに3時間近いロング・インタビュー。ご自分でも言ってらしたけど、確かにあの話術は「芸」ね。大学などで教えて、更に磨きがかかった気がするのは気のせいなのか。終了後は荻野さん、松尾さんと来週の打合せ。そして、山田さん、安木くんとピースワンデーの打合せ。ふー。 |
| 9月2日 Mon アゴラ三昧 |
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今日は挟み込みが2件あったので会社はお休み。まずはスズナリへ。それから小道具を探し、下北沢をウロウロした後、今度はトップスの「絶対王様」へ。1200部挟み込みの後、また新宿の町をウロウロし小道具を探し買い込む。また下北沢にとって返し、さっき目をつけたものを買い込み、本日一回目のアゴラ劇場へ。明日のワークショップの件で平田さんと打ち合わせがあったのだが、お互いが把握していた時間に齟齬があり、平田さんはまだ帰ってこないということなので、一度門仲の稽古場へ。本日は黒崎と皆木くんの抜き稽古。なんかね、自分のトコの稽古なのに恐縮だけど、ちょっとジーンときてしまったよ。でもってまたもアゴラへ。10時45分。ようやく平田さんと会うことができた。で、いろいろ打ち合わせ。ああ、タイヘンだったけど、やっぱり打ち合わせさせていただけて良かったわ。明日のワークショップはきっといいものになるわ。そんな一日。それにしてもこの暑さばかりはなんともならないものか。歩いててほんと倒れそうになるんだよ。小道具探しは体力勝負だからね。でもだいたいいろいろ難しそうなモノは揃った気がするのは気のせいなのか。気のせいではないと祈りたい。 |
| 9月1日 Sun フリークス・パゾリーニ・ショー |
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ギリギリまでテキストの手直しをしてから、第三エロチカのフリークスを見に大山のサイスタジオまで。つまりもう全然観客として機能していない状態。パゾリーニってイタリアのコミュニストよねえ。映画監督であり、作家よね。そのくらいのことしかわからないから、ボヤーッと見てたんだけど、最後十字架が出てきて血塗られお札を破く段になって、慌てて「マジ?」などと思ったりするワタクシ。そりゃないだろ、とは思うけど、途中ボーッとしすぎてたせいで、そのシーンが象徴なのか揶揄なのかさえわからない。ああ、でももう人のお芝居を見ていられる精神状況じゃなかったんだなあ。と反省するワタクシ。こういう類の芝居は批判的な態度をとるにせよ、共感するにせよ、もっとクリアな状況できちんと見なくてはならないものだよね。きっと。ああ、自己嫌悪。 稽古は音響の小島さんと寺田くんが来て打合せ。詩森にはよくわからない専門用語が飛び交う。まあでも音質のことはふたりに任せておけば間違いないので、フムフムと一応頷いてみたりするワタクシ。芝居の部分は結局最後まで仕上がった。ピースワンデーの稽古もして時間も図った。毎日が濃密だなあ。 家に帰ったら、小里くんからピースワンデーのテキストがFAXで送られてきていた。一気に読む。これが詩森のツボを直撃する話だったらしく、何か読んでいて鼓動があがり、得も言われぬ気持ちになった。これを演出するんだ。と思ったら、ここ2、3日、抱えすぎた仕事のせいで悲劇的な気分になっていたのが、すっかりハイになってしまう。山田さんからも山田さんらしい知的なテキストを早々に頂いている。あとは演出するだけだ。なんて楽しい。ますますハードスケジュールになるアイデアも浮かんだけど、もう気にしない。なにせ体力だけはありますからね。気力さえ追いつけばこっちのものですわ。皆様、そんなワケで9/12はぜひ東銀座へ。ぜひ。 |